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【日記】社会性があるほう

はあっと吐き出した息が白くて、ああ冬だと思った。いつの間にか日の入りは16時で、大学を出る頃には世界は真っ暗だ。

今週はたくさんのことをした。と思ったけど、そうでもないかもしれない。

大学のオープンキャンパスに来た。オープンキャンパスというのか知らないが、まあキャンパスが他の人に向けてオープンしているからオープンキャンパスだろう。Politics and international relationsのところにいた先生に、Copenhegen schoolの視点からEast Asiaの歴史紛争を研究したいんですけど、できますかね?と言ったら、securitisation of memoryとかそういうこと?いいね!東アジアの先生もいるし、Critical International Relations Theoryの先生もいるから、どっちの先生にもアクセスできていいと思う。え?学部で東欧研究だったからシフトできるか心配?大丈夫!と返ってきたので、清々しいほどに適当だなと思いながらも、パッと私の研究アイデアを学部の強みに繋げて返してくれたのは嬉しいなと思った。人が多すぎてすぐ退散したけど、行ってよかったかもしれない。進学準備コースや学部を選んだ時はオープンキャンパスとかなかったし(最初は日本にいたし、そのあとはコロナだった)、ちゃんと「こういう理論を取り扱いたい」みたいなはっきりしたものがなかったから。

卒論にようやく手をつけた。手をつけたというか、ずっと読んでいたのを、ようやく文章に落とし込み始めた。なんでもそうだと思うんだけど、手をつける前(i.e.考えている段階)と手をつけたあと(i.e.書き始めた段階)の間には結構大きなギャップがあって、私はようやく書き始めた段階にきたわけだ。一回きちゃえばサクサクかけるもので、そんなに進捗に焦りはない。バイト先の人に「締め切りいつ?」と聞かれて「4月26日の午後3時」
と答えたら、だいぶ先だね〜と言われた。僕もそう思う。4月26日の僕はもう23歳である。23歳かあ。

スウェーデンに(また)行きたい。ストックホルムのクリスマスマーケットだけ見て帰ってきたい。来たいんだけど、ロンドンですらクソ寒くて家の外に出たのを後悔するから、多分ストックホルムまで行く前に寒くて泣いちゃうと思う。寒いだろうな〜って思いながら飛行機のチケット買ったり宿のお金払ったりするのも嫌だし。やっぱりもうちょっとふんじばってお金を貯めるぞ(10月分に貯金に回った額は£68だけだった、所得税の返還のまとまったお金だけには手をつけないように気をつけて生きる)。

11時に寝て7時に起きてジムに行く生活をしたいんだけど、卒論とかエッセイとかを書き始めると興が乗って11時には寝られないので、そんな聖人みたいな生活はできずにいる。私は大学が好きです!っていっつもいうけど、調べ物とリーディングが好きなだけなのかもしれない。勉強が好きなのと大学が好きなのはイコールじゃないのかも。だけどやっぱり大学の全然知らん経済の授業とかユーラシアの国際関係論のクラスとか面白いから、大学という教育機関は好きなんだろうなと思う。

大学のエネルギー・ポリティクスの授業と(ユーラシアの国際関係論)、移民政策の授業(中東欧の社会変化)と記憶と建築環境の授業(同じく)が面白かった。毎回授業おもれ〜とか思ってリーディングとかやって帰ってきて、絶対ここに書くぞって思うんだけど時間が足りない。今私並行してエッセイ3本とエッセイの仲間みたいなの一本と卒論書いてるんだわ。

パーソナル・チューターが持っている授業に行ったら教授がツカツカと歩いてきたので何かと思ったら、数週間前に私が送ったメールに今気づいたらしかった。最後にちゃんと話したの2年前っていうか一年生の時だったのに顔覚えてるんだ、すご、と思った。どうせみんな顔覚えてないから立ってるものは親でも使え精神で生きてるけど、意外とみんな俺の顔覚えてるのかもしれない。去年卒論のアイデア相談しに行ってたチューターとばったり出会して、楽しそうで何よりだよと言われたところだし。

1週間のはじめに壁に貼るカレンダーに予定を書き込むのだけれど、今週はそんな暇もなかった。いや、時間はあったけどやらなかったのかもしれない。代わりに(?)土曜日のシフトを偉い人が厚意で代わってくれて、土日のつながった休みが生じた。嬉しかった。つながった休みがあると人生良いなと思う。その代わり今週めっちゃ働くけど。£320のために後から後悔するわけにはいかないので、もうわけわかんなくなりながら書いたり読んだり狂ったりしている。

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