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【大学の話】大学生活概ね半分終わり

2年生の1学期が終わった。数週間前に。数週間前のことになってしまったけれど、書き溜めておいた振り返りがあるので公開しておきたいと思う。1月6日くらいに公開したのだけれど、ちょっと内容を足したり変えたりしました。

大学関係

授業とか

もうちょっと授業の中身の話をすれば、コンセプト系の授業が多かった。これは自分の履修のせいだけど、哲学ベースの授業はやっぱりきつい。きついんだけど、理論がきちんとわかっていれば、そこから導き出される実際の事象に対する分析とかも意義のあるものになってくるから、やっぱり乗り越えたい壁だと思う。

記憶に残るのはフーコーの生政治(Biopolitics)の理論のあたりだ。国際関係論、安全保障の概念とかで扱ったのだけれど、のちに社会学系の学部の子と話していた時にどちらの視点から学ぶかーつまり政治を行うもの側の視点から話すか、社会に参画する広範なものの視点から語るかで重きや意味が変わってくることがよくわかって、すごく面白かった。

授業外とか

卒論の方向性を少し決めた。歴史認識と政治か、市民社会の脆弱性とその歴史的背景みたいなことをやりたいなと思う。弊学部の卒論はデスクトップリサーチで良いことがわかったから、私が進学準備コースの卒業プロジェクトでやったような感じの、セカンドリテラチャー巡りになるのだと思う。実際にインタビューとかオーガナイズしないといけないのかな、と不安だった自分にとっては、机の前で文献を探しまくるので良いのは大きかった。自分の好きな・得意な方法で卒論を書けるのは良いな、と思う。

ついでに言えば、あくまで比較政治学の学部なので、研究の対象も東欧諸国とヨーロッパの外の国の比較と分析で良いらしい。歴史認識(とポピュリズムの関係)だとか、市民社会の脆弱性みたいなところはかなり似ているように見えるものがあるから、そこの上手い橋渡しは先行文献探しに頼ることになるだろうな、と思う。東欧言語で書かれた文献というのは、まだ英語への翻訳が限界であり、同時になんなら英語もまだ不十分だから、ちょうど面白く研究の溝みたいなところを突けたらいいなと思う。

ついでに言うと、シンガポールでやった国際開発学の学びを日本の国際開発に対しての理解に応用する機会があったり、もしくは安全保障の概念を就職活動の中で普通に使って話す機会があったりして、そう言うふうに違う部分で繋がっていく感覚がすごく楽しくて、やっぱり新しいことを知るとか、新しいことに挑戦すると言うのはすごく貴重だな、と思った。

大学の外で

就職活動

大きかったのは、やはり就職活動だと思う。私の今後5年間くらいの将来が、そこそこ明確に定義された瞬間でもあった。一つ建設的だったのは、いや就職活動自体建設的だと言われればそうなのだけれど、例え就職活動の時期を過ぎてみても、人生や将来に対する不安みたいなものは消えることがなかったという気づきだ。私が感じているこの漠然とした不安や圧迫感が「将来への不安」という具体的なものではなく、おそらくもっと抽象的なところにあるのだろうということが推察できた。じゃあどこにあるんだってばよ。それは生という営みに対する不安なのかもしれないし、自分自身に対する不安なのかもしれない。多分自分が何に対して不安を抱えているのかよくわからないまま、可能性を一つずつ潰すという口実で色々なことをやって、その度にこれじゃなかったと思いながらわからないまま死んでいくんだろうな。結果論的にはそれでいいのかもしれない。

アルバイト

アルバイトに勤続して1年になった。新しく入ってきた人に「1年間も働いてるんですか!?」と言われるくらいにはいまだにムーブがペーペーのそれなのだけれど、シンガポールから帰ってきた直後何もうまくいかなかった時期に(ボストンから帰ってきた直後も何もうまくいかなかったが)辞めずに耐えて偉かった。卒業まで、というか卒業まで心配なく生活できるくらいのお金が貯まるまではきちんと続けようと思う。自分は他の人と協力しながら、もしくは相手の話を聞きながら、そこに柔軟に対応していくのが苦手だし嫌いだ。だからこそ、アルバイトの時間だけは、それを好きになれるように取り組んでいきたいと思う。もう飲食のアルバイトして(空白期間も含めれば)3年以上になるけれど、まだその時は来そうにない。

その他

色々な人に話を聞くことができたのも大きかった。大人の話を聞くのが好きだ。社会で生き延びてきた大人の人たちの話には、その背後に興味深い暗示を含んでいることが多々ある。それは就職活動の中だけではなくて、ラッキーだったご縁とか、大学の先生の進路の話とか、周りの人たちの就活観とか、そういう。

おしまい

明後日から2学期らしい。冬休み、課題提出→5連勤×2+自分が取りたい資格試験の勉強めっちゃしてたら終わっていた。時間って儚いものだ。

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