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【日記】社会性がないほう

大学はもうそろそろ、クリスマスのイルミネーションを点灯するらしい。大学をキラキラさせるお金があるなら、少しでいいから学費を下げてほしい。光熱費が上がってるんじゃないのか。サステイナブル・デベロップメントに貢献するんじゃないのか。その中で大学の前にクリスマスツリーを置いて、どうして大学の建物と木を光らせないといけないのか本当に理解に苦しむ。だけど、ここの大学に来たいと言って学費を払ってもらっているのは(そう!私は学費は全く払っていないのだ)私なので、私に文句を言う権利はないのである。そう言うことを理解できない人は、イギリスの文化を理解できない人と思われても仕方がないからね、黙っていようね(黙っていられなかったけど)。

ちなみに大学の業績報告みたいなの見てたら、「昨年に比べて学費収入がx%上がりました!」みたいなことが書いてあって、そりゃあんたらが学費上げてるからでしょうがと思ったけど、その情報が載っているウェブサイトに2度と辿り着けなかったので、私の夢だったのかもしれない。


寮に住んでいる。地下に膨大なキッチンがあって、知り合いに説明していたら「家庭科室とかの台所がいっぱい並んでる感じ?」と言われたが、概ねそうだ。多分6フロア分くらいの人が使うキッチン。

8時くらいに降りると、そこそこ込み入ったキッチンの机に一セット、水色のランチョンマットと綺麗に並べたカトラリーが2組置いてあるのを見かける。丁寧な暮らしをしているカップルがいるのだと思う。私はそれを見るたびに、虫唾が走るような嫌悪感を覚える。どうしてかわからない。別に邪魔というわけでもないし(いや邪魔だが、別に私はキッチンでご飯を食べないから関係ない)、その人たちを知っているわけでもない。羨ましいわけでもないと思う。多分、ある程度の公共の場で否応なしにプライベートのものを見せられている感覚が嫌なんだと思う。それここでやるなよ、みたいな。

水色のランチョンマット。


労働することは嫌いではないが無駄な時間を過ごすことは嫌いなので、アルバイト中に手が空かないように気をつけている(最初のアルバイトで「今暇です」じゃなくて「今手が空いてます」って言わないと、他の忙しい人がイラッとするから気をつけなねと注意されたことを思い出す)。閉店作業とかすごい黙々と手際よくやっているつもりだが、バイト先の上司たちに「こいつ早く帰りたいんだな」と思われていないことを祈っている。私は早く帰りたいのではなくて、無駄に帰りが遅くなるのは嫌なのだ。なんて些細。

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