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【今ここで大学院に行きたい気がする】ケンブリッジ大学だけ出願した話

この文章は2023年12月24日、出願書類に埋もれながら書かれた文章です。
【アップデート】2024年1月1日もまだ埋もれています。
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私がなんで12月死ぬほど忙しくて狂っていたのかというと、突然ケンブリッジ大学という大学のMPhil Middle Eastern and Asian Studies (Japanese Studies)というコースに出願していたからである。出願の結果がどうであれ詳細はブログに書くと思うんだけど、感情大爆発の方はこっちに書いておこうと思う。

私が去年から、大学院に行くか就職を決めるか悩んでいたことはここにつらつらと書いているばかりである。2023年6月くらいから大学院で勉強したいことをきちんと言語化し始めて、ついでにプロポーザルまで作ってみて(これは本当に遊びで作った)2023年8月の段階では大学院にも出すか〜と思っていて、ついでにまあメールを出すならタダかと思ってとあるケンブリッジの先生に「こんな研究したいんですけどどうですかね?」と連絡をしたのである。

大学院どうしようかなって思ってるんですよね〜と言っていたらオックスブリッジも見ときな!と先生に言われたこともあってメールもしたが、メールは帰って来ずじまいで、まあこれで諦めがつくと思ったのだ。

その上、ケンブリッジ大学とオックスフォード大学という二つの大学は(日本でいうと東大と京大みたいなもんだと思っている)、大学院の出願にエッセイやらプロポーザルやら推薦状やら色々なものを課す。エッセイを色々書いて、しかし落選したらもう私は私を許してやることができないと思って、やっぱり出願はしないことにしようと思った。私とオックスブリッジの確執は長く(私が勝手に敗北しているだけである)、実は高校生の時から私はこれらの大学に応募する権利を得ようとしては失敗してきた。

9月には日本に帰り、私は大変働きたいところでインターンをして、現状やっぱりここで働きたいわと思っている。これは本当にそうで、私が今プラナリアのように二分裂できたら片方を大学院に送り込んで片方を企業に送り込むと思う。フルタイムを同時に2つできればいいのに。

そうやって10月にはロンドンに帰ってきて、一年後には働きたいところで働いていることを夢見つつ大学生活に邁進していた12月はじめ、突然ケンブリッジの先生からメールが返ってきた。曰く「スーパーバイズしてもいいですよ」。3回読んで30分で返信したら10分で返信が返ってきた。朝の7時。丁寧なアドバイス。初回の返信に3ヶ月かかったのに。

大学院生ではない人にしかできないことは唯一大学院に落ちることだと思うので、やっぱり出願することにした。受験料がもったいないのでCambrdgeと就職滑り止めのSwedenの2本に絞っての出願である。本当はSOASのInternational Relationsが今年からコース編成が変わって地域研究とCritical Security Studiesの両方を取れるようになったからここにだろうと思ってたけど、ケンブリッジにかき消された。生まれ変わったらSOASに出します。

推薦状2枚。推薦状を書いてくれる先生は失礼ながら2年時に言質を取りストックさせていただいたので、関係分野の先生にメール。エッセイは去年と夏に遊びで読んだ論文や本がいっぱいあったので、それをまとめる形で書く。骨子にはなるが論は立たなかったので再度読み直す。プロポーザルにも先述の先生がアドバイスをくださったので要素を足して組み直す。

エッセイ3000単語とプロポーザル1500単語。ずっとアドレナリンがドバドバ出ていて、夜眠れなかった。眠れなかった分論文を読んで、エッセイにまとめた。アルバイトの間もゴミを詰めながら論文について考え、卒論を書きながら論文について考えた。教育学部の図書館と自分の学部の図書館から本を借りてはコピーして返した。楽しくて仕方がなかった。

初めて大学のキャリアサービスとライティング・サービスを使った。キャリアサービスでCVを見てもらい、ライティング・サービスの院生にアドバイスをもらった。英語がゴミクズなのにプロポーザルのタイトルだけすごいちゃんとしていて「いいかもっとこういうふうに書いてくれ、ここだけ見るとすごい頭が良く見えるから」と言われて死ぬほど笑った。

落ちても悔いなし。残念ではある。私が大学生活の間趣味で読んだたくさんの論文と本と研究アイデアは、私がケンブリッジに出したエッセイとプロポーザルに全て詰め込んだ。大学の課外で学んだことは全て奨学金の報告書行きになっていたが(読む担当者の人は毎回散々その話をされて耳にタコができたと思うが)、それがまあ何かにまとまったわけだ。うまく行くとは思わないが、私の20歳になった時のモットーは「後悔しない人生を送る」であった。後悔はしないだろ。


ちなみにケンブリッジ大学とスウェーデンの大学院に出願書類を無事提出し、私の大学院への挑戦は終わりました。就職を夢見ながら、就職がうまくいかなかった時に進学するかしまいかをよく考えようと思います。


兎に角、私は、大学院に出願するという行為を通して、結構真面目に今と将来を生きたんじゃないかなと思っている。今のところは。落ちたらまたNoteに書きます。


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