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食べる 他

ポークピカタを食べたいと思った。小麦粉はないので、粉チーズを先にまぶしてから胡椒をたんまり溶かした溶き卵に浸して、バターを引いたフライパンに(油がないから)落としていく。焼いている途中で40%つまみ食う。美味しいじゃないか。£3の格安ロースから、ちょっと背伸びして£4の薄切りロースにしてみた。日本円だと600円から800円の飛躍であるが、最低賃金が£11の国なので感覚的には300円から400円である。1ポンド今200円くらいするんだってね。草。


近くのスーパーで作っているサンドイッチを食べたいと思った。£5かあ。£5かあと思ったけどもうそろそろ給料日だしいいかと思って買ってみた。店内で作っているサンドイッチはフランスパン生地のパンを横に切ってローストビーフを挟んでいる。端っこからはみ出すローストビーフ。パンがしっかりしていて美味しい。紅茶を片手に。一年で100万貯めようと思ったけどこうやって贅沢するから目標達成はできない。

ベストなタイミングで行くとトマト入りのが叩き売りにされていることがある。今日はそういうベストな日だったので、モッツァレラとトマトにバジル・バターのサンドイッチを破格で買えた。そんな日だった。


ちょっと水を汲みに行ったら、キッチンを掃除してくれていたおじさんに流しの横のシミを付けたと責められた。いや、私じゃないって言ってるが。キッチンの荒れ方が酷いのはそうなのだが、俺が付けたのではないシミについて言われてもどうしようもないのもまた事実である。

イギリスで働く一部の人たちの、その場さえ良ければ良いみたいな感じの対応が嫌いだ。一年目に寮で揉めた時も「その場にいた奴に罪を被せておけばいいか」みたいな感じだったし、「そこにいるからとりあえず責めとくか」みたいなのが結構ストレスになる。

まぁもう14日くらいロンドンで過ごしたら、しばらく寮で暮らすことは無いので。


人にものを教えるのが苦手だ。バイトで教えてあげてねと言われると助けてくれと思う。それはシンプルに能力の振り方の問題で、私は文章は整然としたものを書けるが(もしくは組み立てたことのある文章ならスラスラと喋れるが)、即座に喋るのが苦手だからである。

経済の課題で行き詰まってしまっていて、経済をやっている知り合いに聞いたら考えうるアプローチを色々と捻り出してくれて、本当にありがたかった。政治学の背景知識はあるが、経済のそれは一朝一夕で身につくものではないので。

そういう時に、特定の物事を教えるよりも、そういう広い視点を教えるということは人間が得意なんじゃないかと思うのだ。


腹が痛えので世界の全てに苛立っていた(もう終わった)。1ヶ月に1週間全てに苛立つ期間があるの、何か間違っているだろうと思う。

最近の発見はボスニア・ヘルツェゴビナ🇧🇦の英語での略称がBiHなのはなぜだろう?(Bosnia and Herzegovina ならBaHになるはずだし、実際Council of EuropeとかはCoEと表記する)と思っていたら、スラブ語圏では и (イ)がandだからだった。ロシア語やったら意外と世界が広がる。Босна и Херцеговина.


綺麗な朝焼けの写真があまりにも嬉しかったのでバイト先の人に見せたら「カメラ好きなの?」「他に撮った写真ないの?」「趣味なの?」と話が広がってしまったのでリアルで写真の話をするのはやめようと思った。話を広げさせてすみませんでした。私は写真を見せたかっただけなんだけど、それは別にリアルの人じゃなくて、SNSとかで全然良かったです。難しいね人間関係。


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