ロンドンの朝焼けを撮りにいこう2024
卒業論文を書き終わったので、魂が抜けている。あと最後の課題の1500単語書いたら終わるのに…でも5月10日締め切りだから…魂を取り戻すのにはちょっくら時間がかかる。去年の春休みなんで全ての課題があんな締め切りギリギリだったんだろう?と思ったけれど、去年は普通に国家公務員試験の対策をしたり受けてたりしていたからだった。まだ一年前なの?もう5年くらい経った気がする。
半日(この際の半日は文字通り半日である)働いた後の日曜は残念ながら使い物にならないのだが、日曜日のんびりしてしまうと体力が有り余って眠れなくなってしまう。いや、いちにち中紅茶を突っ込んでいるのが問題なのかもしれないが。
そんな日には、ちょっと夜を延長して朝焼けを撮りに行こう。
すべてのロンドナー達が知っておくべきは、Waterloo Bridgeからはとても綺麗な朝焼けが見えるということだ。深夜にロンドンを歩くのはちょっと怖いが、早朝は実はそうでもない。というのはナイトバスをはじめとして通勤用の車両がバラバラ走っていたり、ランニングする人たちがいたりするからだ。
Kingsway、ホルボーン駅とかKings College Londonとかが面している道を南に歩く。テムズ川がすぐに見える。
橋の欄干には、自殺を思いとどまるように伝えるメッセージが貼ってある。ここから飛び降りて死ねるのか?
と思ったら毎年30体くらいは遺骸が上がるらしかった。合掌。1週間経ったら身元の特定が難しくなるらしい。
4月末の日の出は5時半だ。5時くらいから既に街は少し明るい。少しだけ。
かもめのような海鳥が飛んでいる。飛行機も飛んでいる。欄干に手をついてカメラを固定して、撮ってはちょっと確認して、ちょっと明るくなったかなと思ったらまた撮って、鳥が飛んできたらモードを変えてカメラで追いかけてみたりする。
写真を撮っているよりも、凍えながら考え事をしている時間の方が長い。目下の問題点は就職活動なので、最近偉い人と話した内容を思い出して、噛み締めたり、話し方を考えたり、整頓したりしてみる。ついこの前テムズ川の話をしたばかりだったから。机に向かっている時よりも、何かを見ながらとか、新しい空気を吸いながらの時の方がそういう考えはまとまりやすい。ボストンに向かう途中のHeathrow Express、埼玉県庁の建物に向かう京浜東北線(人身事故で止まっている)etc.
今考えていることを忘れないようにしようと思いながら、自分で言葉を紡ぐ練習をしたり、頭の中に飼っているクリティカル人間に批評させたりする。自分について考えて自分について話しているときが一番難しい。
どうかどうか、私よヘマをしないでくれと祈っている。祈っているわけにはいかないから、丁寧に文章を紡いで口に覚えさせている。私よ豊かな人間であれ。
帰る前にマックのポテトを食べるぞ〜〜!と思ったら、マックのポテトはモーニングの時間はやっていないらしかった。そうなの?マクドナルドというものはポテトとバーガーで構成されるんだと思っていました。諦めて帰って、普通に二度寝して生活習慣が終わりました。生活習慣終わり人間としてこれからも頑張っていきましょう。
ちなみに2022年9月にとった時はこんな感じでしたね。
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