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【日記】学生団体を運営すること

今が西暦何年なのかよくわからなくなって、定期的にGoogleで検索していることに気がついた時、人間の知能の敗北を感じる。何かに。

学生団体を運営すること

ひねくれたことばかり言っているNoteだが、たまには役に立つことを話そう。学生団体の話をしたい。
学生団体を運営している。今年の春で、満2年になった。2年間、その特性から静かに、しかし少しずつ世界に何かを作り出してきたような気がする。
そんな2年間の途中で書いていた文章が発掘されたので、ここに書き留めておこうと思う。

嬉しいこと

一つ目、自分達がいないところでの交流が生まれること。なんとなくタイムラインに流れてきたダイアログで、私がかつて少し質問に答えた子が、さらに下の学年の子に何かを答えているのが見えた。進学や就職というような情報は、どんどん劣化していく。だからこそ、下の学年へ下の学年へとその役割が引き継がれていくのを見るのは、少しはかつてお世話になった先輩方への恩返しにもなるんじゃないかな、と思う。数年前に先輩を質問攻めにしていた私が、もうちょっと大きいものを作れるようになったかな、と。

二つ目、私よりも団体が先行するようになったこと。ロンドンに来ている日本人大学生というのは少なくなくて、ちょくちょく日本人に会う機会がある。1人辿れば、確実に共通の友達がいる。そんな時に、たいてい「何大学の〇〇で、何を専攻しています」みたいな自己紹介から始まる。先日とあるはじめましての人と、そこそこ話した後に「学生団体をやってて~」というような話になった。自分のようなルートを辿って進学する学生というのはあまり多くなくて、だから先方が興味を持つことも少ないから大体さらっと説明するだけなのだが、活動内容を説明したら、「あっ(団体名)ですか?」という返事が返ってきて、そこから「代表の方ですか!」と繋がった。相手方も留学支援とか教育とかにアンテナを張っている人だったこと、共通の友人がいたことからそこそこ同じ界隈の人ではあったのだけれど、なんとなく嬉しかった。

三つ目。戻ってきてくれる人がいること。たまに、運営に戻ってきたり、体験談を投稿してくれたり、質問の回答に対応してくれたりする人たちがいて、私はそれを見ると嬉しい。私がいなくなっても、そういう優しさをうまく繋いでいっておくれ、と思う。

難しいこと

新しいメンバーを取り込んで活動を回していくのは、その熱量を量るという意味でも、仕事をうまく割り振るという意味でも難しい。完全に丸投げするとやる気を失わせてしまうが、逆に色々言いすぎるとせっかくのクリエイティビティとかを手折ってしまうことになる。それはしたくない。できるだけにスムーズに入ってもらい、かつやる気と自尊心を尊重しながら運営する手法というのは、高校の生徒会にいた時も今でも変わらないなあ、と思う。ずっと試行錯誤している。

以上。

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