自動車専用道路は125侵入禁止事件

マン・オブ・ザ・カコガワ~バイク昔ばなし~

前回のスタンドの件でかなり落ち込んだマンであったが、知り合い曰く⌈メインスタンドを戻すには左手はハンドル、右手は後ろのバンパー辺りをつかんでやるのもアリよ。⌋
そうか、その手があったか。でも待てよ。そうすると解除後フロントブレーキが握れないではないか?いや直ぐに右手をハンドルに動かせばいいのではないか、それ以前に両手ハンドルとどう違うのか?いやいや突起物さえなければ大丈夫のはず、また引っかかる確率は低いのでは。
まあ色々悩んだけど結局、知り合い案で難無くクリア。
次く引き回しもラクラククリア。やっとスタートラインに立てた。後は出来るだけ少ない回数で合格するだけ。しかし現実は厳しかったのよ。
その頃は受験者が多かったのか、試験を受けられるのは予約制で月に1⁓2回(だったと記憶)。
間が開くので余計に合格率が低かったと推察された。それに練習場所も少ない。無いのではない。あるにはある。そう加古川の池尻橋下の左岸にバイク用の練習場(たぶん)があったのだ。まあ小さいコースなので明石と同じ様には走れないが․․․․。ただ一本橋はあったのであれには随分世話になったな。
で、マンはVT250で暇な時によく遊びに行ってた。同然16インチで一本橋にも乗るわけだ。
ハンドルヒラヒラの16インチ,おまけに車重も軽くどちらかというと低いハンドル。
結論、フラフラで練習にならず。すぐに諦めてコースをグルグル回る。実際ここに来るバイク乗りのほとんどは峠小僧かそのギャラリーで、技術向上のために訪れているのはほんの一部。そう、マンも元々は⌈汚れた英雄(映画の)⌋のまね事をやってた小僧だったのだ。
ツーリングにも行かないでそのコースばっかり走っていると、両サイドはボウズ・・・・
で真中は5部山なんていう普通公道では有り得ないタイヤになったりする。その状態で
タイヤ交換に持ち込んだら、バイク屋のおっちゃんに言われたのよ。

⌈うわー!可哀そうなタイヤ⁓⌋

でも上には上があるわけでね、たまにそこで走っているMBX125Fの彼のフロントタイヤ、
すり減り過ぎてサイドに穴が空いている!チューブが見えてる!

⌈穴大丈夫ですか?⌋
⌈これ?まだ行けるよ。チューブレスじゃないからエアー抜けへんやん。⌋ 

そうか!チューブタイプにはそんなメリットがあるのか。って関心している場合じゃないよ。まあその彼には他にも伝説があって、例えば
⌈昨日、第二神明でMBX乗ってたらカウルに伏せて走っていた400がいたので、120キロでブチ抜いてやってん⌋
あのタイヤの彼のことだ。今も信じています。(いくら何でもタイヤに穴が空く前の話だと思いたい)
疑うことを知らないマンの次回は⌈なんか豪華なニクイやつ⌋です。
 

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