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FACTFULNESS~分断本能~


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・人々は世界を裕福層と貧困層のような対比となる2つのグループに分けたがるが、それは人がドラマチックに物事を捉えてしまうためである。

・これをハンス・ロスリングは「分断本能」と呼んでいる。

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・しかし、実際には世界には富裕層と貧困層で分類できるほどの溝はなく、ハンス・ロスリングは4つのレベルで考えるべきであると述べている。

・ レベル1が貧困層、 レベル4が富裕層に該当し、レベル2~3が中間層でレベル2から生活に必要なものはほとんど揃う。

・例 レベル1→コンゴ共和国、レベル2→インド、レベル3→中国、レベル4→日本

・表からも読み取れるように、世界の70%以上の人々が中間層に属している。

・レベル4にいる人々からすると、レベル1~3を貧困層であると考えてしまうが、それは相対的貧困なだけで、実際はそうではない。

・高い位置にいると低い位置のものごとの比較することが難しくなる。実体験がないとそれがより難しく、もしくは不可能になる。

・つまり、世界は人々が考えているほどの分断は起きていない。

・このように事実に基づいた考え方を読者に伝授することがこの本の目的となる。

・事実を知るためにはデータが必要で、データの見方は以下2点に気をつける必要がある。

①「平均の比較」:分布を調べてみると2つのグループに分断がない場合がある。

②「極端な数字の比較」:人やグループには最上位層と最下位層が存在し、2つの差が非常に不公平なことがあるが、実際には中間に位置している人がほとんどで、上でも下でもないところにいる場合がある。

*画像参考【図解レビュー】FACTFULNESS(ファクトフルネス)は日本人にこそ必要な本だ)

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