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078.権威は人には無い。会社の経営理念や創業精神を敬って熱意に変える

著・三松會 占心行動学塾長  脇田尚揮   ■LINE公式アカウント■
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人は権威に弱い生き物です。特に日本人は、肩書や実績といったものに左右されがちだとされます。これはなぜでしょう。それは人が“無いものねだり”をする傾向があるためだからです。自分がすでに持っているものよりも、自分が持っていないものを優れていると思うのは生存本能に則した発想だと言えます。

確かに弁護士のように専門的知識があったり、名医と呼ばれる実戦的経験を持っているエキスパートは、その道に長けているという意味では優れているでしょう。しかし、「○○で売り上げナンバー1」、「△△%の人に支持された商品」などといった謳い文句に左右されるのは危険ではないでしょうか。

必ずしも「権威性がある=社会的に承認を受けたもの」という訳ではないのです。米国の心理学者ミルグラムの実験によると、権威に服従すると人は考えることをしなくなってしまう危険性があるという結果が出ました。人の性向を左右するプロパガンダも、大義名分という権威性によって偏向されると考えれば、分かりやすいかもしれません。

そのため、権威という色眼鏡で対象を見ずに、その向こう側にある背景に目を向けることが大切です。そうすれば、人心を扇動するための思惑や志向が透けて見えてくることも少なくありません。本質がどこにあるかを見抜く洞察力を働かせることが大切なのです。

会社などの組織で言えば経営者が何を語っているかではなく、経営理念や創業精神が何であるかということの方が“主”です。そういった奥にある主軸が真に敬えるものであれば、熱意をもって支持され愛され続けると言えます。

Q.あなたは何に権威を感じますか? それは大多数から真に認められたものですか。


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