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ユニコーンステークス

過去の勝ち馬を列挙する

2019/6/16 ワイドファラオ 福永祐一
2018/6/17 ルヴァンスレーヴ M.デム
2017/6/18 サンライズノヴァ 戸崎圭太
2016/6/19 ゴールドドリーム 川田将雅
2015/6/21 ノンコノユメ ルメール
2014/6/22 レッドアルヴィス 蛯名正義
2013/6/16 ベストウォーリア 戸崎圭太
2012/6/3 ストローハット 福永祐一
2011/6/4 アイアムアクトレス 秋山真一
2010/6/6 バーディバーディ 松岡正海
2009/6/6 シルクメビウス 田中博康
2008/6/7 ユビキタス 安藤勝己
2007/6/2 ロングプライド 武豊
2006/6/3 ナイキアースワーク 横山典弘
2005/6/4 カネヒキリ 武豊
2004/6/5 トップオブワールド 四位洋文
2003/6/7 ユートピア 安藤勝己
2002/6/1 ヒミツヘイキ 左海誠二
2001/6/2 ナスダックパワー 江田照男
2000/9/30 アグネスデジタル 的場均
1999/10/2 ゴールドティアラ 田中勝春
1998/10/3 ウイングアロー 南井克巳
1997/10/4 タイキシャトル 岡部幸雄
1996/9/28 シンコウウインディ 岡部幸雄

第1回の1996年から2000年までの5回は秋の中山1800mで開催されていたレース。(1997は東京1600m)

その勝ち馬は、シンコウウインディ、タイキシャトル、ウイングアロー、ゴールドティアラ、アグネスデジタル。G1で活躍した名馬がズラリ。その中でも思い出の馬として、アグネスデジタルを挙げたい。

新型コロナウイルスの混乱によって、3月から無観客開催が続いている。私たちの生活も大きな変化のうねりに飲み込まれている。特にオンラインツールやスマホを使ったデジタル化は顕著だ。Microsoft Satya CEOは「2か月間で2年分のデジタルトランスフォーメーションが見られた。」と語ったが一気にデジタル化が進んだのを肌感覚で感じる。この「デジタル」という言葉が日本で普及してきたのが1990年代の後半だったと記憶している。デジタルの対義語はアナログであるが、アナログが連続したすべての情報を持つのに対して、デジタルはすべてを「0」か「1」で表す。

アグネスデジタルはまさに名前のごとき馬だったと言える。デジタルが普及していく時代に合わせて付けられた名前だったと想像できるが、特徴もデジタルに重なった。「0」と「1」。競馬で言えば「芝」と「ダート」。アグネスデジタルは芝とダートの両方のG1を勝つデジタルな才能を持っていたのである。しかも勝ったG1はマイルCS、香港C、天皇賞・秋、フェブラリーS、安田記念という古馬王道のG1と海外G1である。

そのアグネスデジタルが中央重賞初勝利を飾ったのがユニコーンステークス。春からヒヤシンスS3着(ダート1600m)、クリスタルカップ3着(芝1200m)、NZTトロフィー3着(芝1600m)、NHKマイルC7着(芝1600m)、名古屋優駿1着(ダート1900m)、ジャパンダートダービー14着(ダート2000m)とコンスタントに使われてきた後のユニコーンステークスだった。勝ちきれない春の成績と前走14着と大敗した後で4番人気とあまり人気がない中、2着に2馬身半差の快勝。異能の片りんを見せたのである。ちなみにこの時の3着はプリエミネンス、5着にはレギュラーメンバーのダート界のいぶし銀たちの名前がある。

ユニコーンステークスの後、アグネスデジタルは武蔵野S2着の後、マイルチャンピオンシップで大外一気を決めるのだが、単勝は13番人気55倍だった。その後も意外な大敗をしたと思えば、鮮やかに勝利する。得意な条件は何だったのか、今でもわからない異能の名馬だった。

ちなみにアグネスデジタルが勝ったフェブラリーS、地方の雄トーシンブリザードとの馬連を1点で仕留め、友達と高級焼肉店に行ったことが忘れられない。当時、お金のない大学生だった私にとって特別な焼肉をプレゼントしてくれたアグネスデジタルに感謝して、今年のユニコーンステークスを迎えたい。

<ユニコーンステークス予想>
◎5レッチェバロック
○16カフェファラオ
▲1デュードヴァン

レッチェバロックの前走は衝撃的なレース。力が違いすぎるのではないか。芝でも活躍できるスピード。アグネスデジタルのような馬になるかもしれない。

カフェファラオは出遅れ癖がある。こちらはダート専門だろう。今回の足抜きの良い馬場(重馬場)も少し不利か。

○買い目
単勝 5
三連単 5-16-1 1点勝負
馬単 5-16 1点勝負

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