セントライト記念
日本競馬史上初の三冠馬セントライトを冠にした3歳牡馬、秋の大レースに向けた関東の重要なステップレースだ。
次週に開催される関西の神戸新聞杯と比較すると、春のG1戦線で活躍した馬が神戸新聞杯から菊花賞というローテーションを組むのに対し、春の皐月賞、ダービーで跳ね返された馬の再スタートという意味合いが強いのがセントライト記念である。
また距離もチャンピオンの阪神2400mと違い、中山2200mという非根幹距離の中距離馬でも活躍でき条件から必ずしも菊花賞を重要視している馬ばかりではない。
過去の勝ち馬、2着馬を見てみると、フェノーメノ、キタサンブラック、イスラボニータというG1馬の名前が上がる。
フェノーメノは後の天皇賞春を連覇、キタサンブラックは言わずもがな次走の菊花賞を制し、G1を7勝するスターホースとなった。一方でイスラボニータはセントライト記念の次走は菊花賞に向かわず、天皇賞秋で好勝負を演じた。
このことからセントライト記念は春の活躍馬が秋のG1レースを目標にした重要なレースである。
ちなみにキタサンブラックは関西馬だったが、関西から出走してきて連に絡んだのは過去10年で6頭。
ヤマニンエルブ、トーセンラー、スカイディグニティ、トゥザワールド、キタサンブラック、アルアイン、サトノルークス。
セントライト記念後に故障したヤマニンエルブ以外はすべての馬がセントライト記念後にG1で連対している。
春のクラシック戦線で活躍していた馬、そして関西からチャレンジしてくる有望な馬を狙い撃つのがこのセントライト記念の攻略法だ。
<セントライト記念予想&買い目>
◎10ヴァルコス
いかにも今後走って来そうな戦歴。ダービーは厚い壁に跳ね返されたが、青葉賞は好タイムで買ったにも等しい2着。
いかにもステイヤータイプで阪神2400mの方が向いている気がするが、あえて関西から遠征してきたのもセントライト記念好走馬に当てはまる。
○12サペラヴィ
前出、スカイディグニティは単勝90倍で2着し、そのあとの菊花賞2着した。今年もスカイディグニティ枠があるとしたらサペラヴィだろう。
父ローズキングダム産駒はここにきてサイアーランキングをジワリ上昇させており、芝の距離実績は1800-2200mが最も得意。今回は逃げ宣言で有利なペースとなるのは間違いない。
▲7ガロアクリーク
春の実績馬。秋の飛躍にかける重要な一戦。戦歴もキタサンブラックを彷彿とさせる。キタサンブラックもセントライト記念の時は距離不安が囁かれていた。
その他、9サトノフラッグ、6ハビットは押さえたい。
○買い目
単勝⑩
馬連1頭軸⑩-⑥⑦⑨⑫
三連単1頭軸⑩→⑥⑦⑧⑨⑫
三連複1頭軸⑩-⑥⑦⑧⑨⑫
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