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レパードS

無観客競馬が継続されることとなった。最近の状況を鑑みると仕方が無いと思えるが、いつになったら観戦できるのか、まだまだ出口が見えない。
一方でプロ野球やJリーグは人数に限りはあるものの観客を入れているので、ここのアンバランスさが何とも言えないところである。

そもそも競馬は入場料が無くても大きな影響を受けないから観客を入れることによって開催できなくなるリスクを取りたくないのが本音だろう。
G1の大レースならまだしも、それ以外の開催は1万人程度の観客だが、入場料が200円だとして、1万人だと200×10,000=2,000,000円。1レースの賞金が最低でも1000万程度だから入場料は財源としては小さいのだ。

そもそも馬券の売り上げはいくらあるか。JRAのホームページにPDFで公開されているのでそれを見ていこう。

先週のクイーンSの売得金(購入額)の合計は約64億円。控除はだいたい25%(単勝20%、複勝20%、枠連22.5%、馬連22.5%、ワイド22.5%、馬単25%、3連複25%、3連単27.5%、WIN5が30%)だから、ざっと計算するとJRAの利益は64億の25%で約16億円となる。

ちなみに全国でどのくらいの人が馬券を購入しているのだろうか。
投票数は1枚が10円だから、÷10で6億4千票になる。
私の経験上平均で一人300票(3000円)だと考えると、6億4千÷300=213万3千。
約213万人の人がクイーンSの馬券を購入した計算になる。

ちなみに今年のダービーは、売上約242億円である。上記の計算式を当てはめると約800万人の人が馬券を購入している。
日本の人口が1億2000万人だから、15人に1人はダービーの馬券を購入しているのだ。

こうやって考えてみるといかに競馬が日本人にとって身近なレジャー(ギャンブル)になっているかがわかる。

閉塞感の満ちた社会で競馬が果たす役割は大きいのだ。

そこには闇があっても、楽しみ(苦しみ)にしている人がこれだけいるのだから。

<レパードS 予想>

新潟ダート1800mというコースで行われる3歳限定のG3。

左回りの1800mは新潟と中京競馬場しかな条件。

未経験の馬が多く、過去の実績との連動が難しい。

中京はチャンピオンズCが行われるように底力が試される傾向があるが、新潟1800mはもう少しスピードよりな印象。
同じ左回りの東京1600mユニコーンSが最も参考になるだろう。ただユニコーンSでスピード負けた馬は200mの距離延長で巻き返すチャンスはある。

さらに特筆すべきは牝馬。
第1回から述べ16頭が出走し[1.1.1.0.1.11]。
勝ったミラクルレジェンドは2番人気だったが2着、3着に来た2頭は単勝70〜80倍の超人気薄。

◎6 デュードヴァン
ユニコーンSは出遅れが響いたが大外一気で追い込んだ末脚からダート能力は高い。
距離延長もプラスだし芝に挑戦したことから陣営はスピードに自信があるのだと思う。
重馬場の締まったダートもプラスなはず。
デムーロ→川田で勝ちに来ている

◯7 ダンツエリーゼ
牝馬で牡馬に対して斤量のアドバンテージは大きい。530キロの馬体重からも斤量はアドバンテージとなるはずだ。前走のレースは上がり3ハロン、2位の馬と1.4秒違う衝撃の追い込みだった。
逃げたい馬が揃った今回、ハイペースが予想され有利な展開になりそうなのもチャンス。

▲12 バンクオブクラウズ
前々走はここでも人気なミヤジコクオウと末脚ではヒケを取らなかった。前回は踏み遅れた感。今回外目からスムーズならチャンスあり。

その他、6ラインベックは抑えたい。

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