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記者・編集者目線で考える「助かるプレスリリース」

プレスリリースの書き方マニュアルはたくさんありますが、まむしさんが考える「良いプレスリリース」を知りたいです。

僕自身は広報経験は半年くらい(片手間)しかなく、「プレスリリースを書く方のプロ」その道のプロというわけではないのですが、プレスリリースをもとに記事を書いてきた経験から、「こういうプレスリリースは助かる」という部分を主には言語化したいと思います。

①消費者(読者)にとっての価値が明確
まず思いつくのは、「そのリリース内容の、”消費者”(読者)にとっての価値が明確でわかりやすいこと」です。

プレスリリースの中には、「当事者であるその企業の人にとっては一大ニュースなんだろうけど、社会一般から見ると正直、ぱっと見でそこまでくみ取れない」というものも結構多くあったりします。
端的に言えば、そのトピックがなぜ「すごい」のか。今までにないどんな形で消費者の生活に影響を及ぼそうとしているのかが伝わるようなものであると、記事にしやすいように思います。

②自媒体にとって「切り口と粒度が適切」
①の上で、なのですが、続けて気にするのは自社媒体で扱ってきた既存の記事に対して「情報としての切り口/粒度は適切か」です。

例えば新製品情報の乗せたプレスリリースがあったとした場合。
それまでもいろんな製品の新発売情報を載せているなら、「○○社がこんな製品を新発売する」という内容も通用しますが、そうでないとなんで他社は取り上げずに、この製品だけ?となるんですよね。この辺りは、媒体との相性だと思うのですが、もし「ここに取り上げてほしい」と思うような媒体があるのであれば、そういった「切り口の適切さ」を意識していくとよいのではないかと思います。

③プレスリリース後の対応
これは「プレスリリース」からはそれるのですが、、プレスリリースに問い合わせ時の担当者対応にも、企業ごとに差はあったりします。

▼プレスリリース以上のことは話さない広報担当(確認→時間がかかる)
▼盛り込めなかった強みやストーリーを話せる広報担当
▼業界全体の動向を踏まえて、「解説」できる広報担当

レベルの高い広報だと本当に、プレスリリースについて問い合わせているはずなのに、普通に有識者に取材しているような感じになったり知るんですよね記事にも奥行きが出ますし、プレスリリースの内容を膨らませて、「自媒体の記事」としてカスタマイズしたものを掲載できるので、媒体側としては助かります。



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