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スチームノズルからの液漏れ対策(初心者向け)

スチームノズルからの液漏れマシンに遭遇したので修理してみました。必要な部品は『蝮珈琲DIY804:OリングセットマグニフィカEAM/ESAMスチームダイヤル用』600円で販売しています。

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まぁ気持ちよく小便小僧のように噴き出していますね。

今日は気分がいいので初心者向けに写真を撮り説明をしてみましょう。

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まずは、水タンクを抜きます。ACタップからコンセントに抜きます。

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背面の6本のプラスネジを外します。

側面パネル2枚、背面パネルを取れるようになります。水タンク側の赤丸のところのネジ3本を外します。

基盤側の側面の赤丸の箇所の3本のネジを外します。

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スチームダイヤルを抜きます。普通は固いので写真のようなツールを使うと傷を付けずに取れます。『蝮DIY一般515:頑丈なプラ製こじ開けツール【中古】』

その後、もっと楽な方法を見つけました。


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この状態になればフロントパネルと上面パネルが取れます。

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スチームノズルを固定している3本のネジを外し、シリコンチューブの留め具を抜き、マイクロスイッチの電極2つを外せば、次のように外れます。

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これから、やっとOリング交換の作業の始まりです。

一番のポイントなので、つぎの投稿記事をご覧ください。

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これが水漏れしていたものの実写です。Oリングそのものにヘタレや切断はないもののねちょねちょして変性しているようです。これだけのことで水漏れが起きるのか不思議ですが、予定どおり新品のものに交換します。

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上がデロンギ社の出荷当時のものです。錆色のが1本太いです。違いを明確にするために、私の販売しているセットは錆色と黒色を下側のように変更しています。

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写真を撮り忘れましたので以前の違うマシンでの写真を次に掲載します。挿入前に食品機械用グリースを塗っておきます。新品時の当該品を分解した折にデロンギ社の出荷時のグリースが残っていたので、グリース塗りは必須です。

差し込むときに注意しなければならないのは時計方向に回転させたときにはダイヤルのポッチが合うようにしないとダイヤル機能が使えません。構造をよく見て反時計回りに回転させたときにマイクロスイッチを押すのも確認した方が安全でしょう。

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塗ったグリースは水路系のものはスチームノズルから排出されますので、実使用前のグリース取りが必要です。

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当然のことながら水漏れはしていません。

さて、結論です。

このスチームノズルからの液漏れは、Oリングの経年変化による摩耗や変性によるもので、スチームダイヤルの回すのに力が必要になってきているとグリース切れとなり、そのまま使っていると摩耗が速くなるようです。