【Tableau】初心者が知っておくべき基礎機能「簡易表計算」「グループとセット」!!

こんにちは!
Tableau data saber目指して日々邁進しています、まむばです!

今回の第二回は初心者が知っておくべき基礎機能「簡易表計算」「グループとセット」!
Tableauを始めたばかりの頃の私自身、「たくさん機能があるのは分かるんだけど何を使ったら良いのか分からない。。」と、最初から悩んでしまっていた為、Tableauを利用する上で大きな力を発揮する(!?)基礎機能である「簡易表計算」と「グループとセット」を紹介します!

(データはサンプル-スーパーストアを使用しています。)


1. 簡易表計算

一つ目は「簡易表計算」です。

簡易表計算とは、文字通りTableau 内にて簡易的表計算をしてくれるもの。もしくは計算フィールドをわざわざ作成しなくても、簡単に計算をしてくれるもの、と考えて頂ければと思います。

簡易表計算にて利用できる計算は以下の11個です。

簡易表計算一覧
・累計
・差
・差の割合
・合計に対する割合
・ランク
・百分位
・移動平均
・現時点年間累計の合計
・複合成長率
・前年比成長率
・現時点年間累計の成長

ここでは"ランク"がイメージしやすいと思いますので、そちらを元に紹介していきます。

例えば、地域別売り上げのチャートがあったとします。

この時、地域は北から並べたまま売り上げランキングをラベルで表示したいとなった場合、、

一度ラベルの中に置いた"合計(売上)"にて、"簡易表計算" > "ランク"と選択すると、、

地域別の売上ランキングがラベルにて表示されました!

このように簡易表計算の使い方としては、メジャーにて "▼" > "簡易表計算"をクリックし、11個の内対象の計算を選択するのみとなります!


2. "グループ"と"セット"

二つ目は「"グループ"と"セット"」です。

特定の目的に沿ってデータを纏める際に使うのが"グループ"と"セット"になります。どちらを使ってもデータを纏めることが出来るのですが、目的に合わせて使い分ける必要があるため、ここではまとめて紹介したいと思います。

2.1 グループ

"グループ"は、この言葉通りデータをグルーピングできる機能です。

例えば、先ほどと同じく地域別売り上げのチャートがあったとします。

ここで各地域を以下のように東日本と西日本に纏めて売り上げを見たいとなった場合、ここで使えるのが"グループ"となります。

グループの作成方法にはいくつかあるのですが、ここでは最もベーシック(?)な方法をご紹介させて頂きます。

まず、ペインにある"地域"にて"作成" > "グループ"を選択します。

"グループ"を選択するとポップアップが現れるため、以下のグループ分けに沿って各地域を選択し"グループ"を選択します。
"北海道"、"東北地方"、"関東地方" ⇒ 東日本
"中部地方"、"関西地方"、"中国地方"、"四国"、"九州" ⇒ 西日本

グルーピング前

そうすると、以下のように東日本/西日本とグループ分けがされました!

グルーピング後

これを"地域"の代わりに行へ入れると、、

東日本と西日本に纏めて売り上げを表示することが出来ました!
ここでグループ分けをした東日本と西日本はこれから変わることが無く、このように常に固定されたデータの纏め方を利用する際に"グループ"が有用となります!

2.2 セット

"セット"とは、「いくつかの条件に基づいてデータのサブセットを定義するカスタムフィールド」とTableau公式ページで説明されています。

ここで重要なのは「いくつかの条件に基づいて」という部分であり、上位10位など条件に基づいたデータの纏め方が可能です。

例えば、売上が上位10位とそれ以外の都道府県の売上合計を見たい、とします。ここで使えるのが"セット"となります。

セットの作成方法にはいくつかあるのですが、ここでも最もベーシック(?)な方法をご紹介させて頂きます。

まず、ペインにある"都道府県"にて"作成" > "セット"を選択します。

そうすると、"セットの作成"というポップアップが現れます。この中で条件を設定することで、データを纏めることが出来ます。

ここでは売上上位10位の都道府県として纏めたいため、"上位"のタブの中で以下のように設定します。

"条件"タブを使えば、例えば利益合計がマイナスなどと設定し、赤字の都道府県としてまとめることも可能です。

ここで作った"売上上位10位(都道府県)"を行に、列に"合計(売上)"を持って行くと、、

In(上位10位)とOut(それ以外)の都道府県の売り上げ合計が表示されました!
ここで、In=「条件にマッチしたもの」、Out=「条件にマッチしなかったもの」、とご認識頂ければと思います。

セットが使える場面は、冒頭に記載の通り「条件に基づいて」データを纏めたい時であり、この例で言えば売上上位10位の都道府県は常に変動する可能性がありますが、売上上位10位という条件に基づいてデータを纏めることが可能となります!

2.3 "グループ"と"セット"の違い

"グループ"と"セット"の違いについては、以下のようにご認識頂ければと思います。

"グループ" ⇒ 静的 
"セット"  ⇒ 動的

2.1で示したように東日本/西日本と変わらないもの(静的)であれば"グループ"、2.2で示したように上位10位と変わりうるもの(動的)であれば"セット"という風に、二つの違いを認識した上で使い分けが必要となります!

(ただし、"セット"でも固定セットという機能があり、"グループ"と同じく固定されたデータの纏め方が可能です。)


ここまで読んで頂き、ありがとうございます!
この記事では初心者が知っておくべき基礎機能として「簡易表計算」「グループとセット」を挙げ、その概要のみをご紹介させて頂きましたが、もう少し詳しく知りたい!という方向けに以下のブログを紹介させて頂きます!

素晴らしいほど分かりやすく、かつ詳しく上記機能のご紹介をされているので、ぜひ目を通して頂ければと思います!

以上、初心者が知っておくべき基礎機能3選でした!!

まむば

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