見出し画像

都民の日と言えばカッパバッジ

「カッパバッジ」と言えば、幼い頃に東京都に住んでいた方は懐かしいと思われる方がいるかもしれません。中には、10月1日(都民の日)にカッパバッジをつけて動物園などに行ったことがある人もいらっしゃると思います。バッジを着用すると動物園や指定されている遊園地等、子供達が大好きな場所に無料・割引入場できました。

私も小学生の頃毎年買って貰っていた。「5色セットとかもあったよね。」と言ったら、周りの誰も知らなかった。

画像1

このカッパバッジ、さかのぼること昭和34年(1959)から昭和50年(1975)までは、漫画家清水崑氏のデザインでした。昭和50年には、第20回を記念して歴代20個を復刻した記念セットが販売されており、当館旧職員も個人所蔵をしていました。画像はそのセットで、17個あるカッパバッジが清水氏のデザインです。
清水氏は「あのカッパバッジの絵が毎年新聞に載るのを見るたびに、夏が来たなあと感じます。そして十月の大東京祭のころの涼しい爽やかな気候を思いえがいて、旺んな夏を迎えます。健康とはなんと素晴らしいことでしょう。カッパバッジは、その健康のシンボルです。これからグングン伸び育っていく稚い生命の可愛らしい象徴です」と、広報紙で述べています。カッパには水難除けのお守りとしてではなく、健康を願う思いも込められていたようです。

ずっと継続して販売されているものだと思っていたら、だいぶ前から無くなっていたのですね、残念。

今日はレッスンお休みなので、我が家の古いタンスの中を探してみようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?