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素人が面白さについて語る 〜構文とは〜


擦られすぎた構文に私はいつしか嫌悪感にも似た感情を抱いていた。
「飽き」が「面白さ」を隠し「しつこさ」を浮き出させた結果うんざりしてしまったのだろうか。
例えば、「〇〇で好き」「不安すぎて8時間しか寝れなかった」「控えめに言って〇〇」等。
(そもそも私は例に挙げたような言い回しに最初からあまり面白さこそ見出していなかったような気はするが)
勘違いしないで頂きたいのだが、「それのなにが面白いん?」というクールな態度で自称ハイセンスさをアピールしたいわけでは無い。
誰でも扱えるキャッチーな構文は浸透しやすく、意図せずとも惰性でついつい使ってしまうもの。
芸人さんでも小説家でもないただの一般人が面白さについて語ると、「素人のくせに生意気だわ?」とダルがるのでしょうが、お構い無しに語るね?私は面白さとは刹那的独創的意外性のあるものだと感じている。お決まりのパターンで面白いというシーンもあるだろうが、その中にも必ずこれらの内どれかの要素は含まれているでしょう。しかし、もはや口癖と化した構文はこれらどれにも当てはまらないのだ。だからこそ、私が他人を笑かせたいと考える時、そのような構文の使用はなるべく避けている。

詰まるところ私は、他人の自覚していないクセが気になりだしたお節介ババァのような状態で、「あたしあの子の話し方好きじゃ無いわ」と夜と朝の間に誰も読まない記事に書き込むぐらいしか消化する方法が無かったのさ


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