湯Wire19のこと
湯Wire19お疲れ様でした。
オファーしてくれた湯Wireクルーの皆様、遊びに来てくれた皆様、蒲田温泉さん、本当にありがとうございました。
オファーの経緯はうしわかさんのnoteにも書いてあるので割愛しますが、湯Wireに出演できるのめちゃくちゃ嬉しかったし、子供の時からDJって夢だったし、何より自分が一番力を入れてきた音楽を認められたような気がしてとても幸せでした。
ただ、肝心のプレイに関しては色々ミスってたり、自分の中でちょっと反省しないといけないなって部分があります…。
けど、オファーもらってから自分なりに真剣に選曲したし練習も重ねたし、プレイ時間は45分と短い時間だけどあの時間は自分の経験が全て詰まってるわけだから、少し自分を許せるようになりました。クィアアイみたいでしょ。
文章力がうんちっちなんで急に話変わりますが、湯Wire19の僕のプレイをアップしました。
https://www.mixcloud.com/mamoruk/yuwire19_mamoruk/
Shazamもある時代だし、別に必要ないかもしれませんが Track List と簡単な使用楽曲の紹介をしたいと思います。
1. Cold T - Funky Preacher / Loretta Records
シングル4枚くらいしか出してないグループ(?)たまたまTraxsourceで見つけて即購入した曲。正直Discogsとか見ても情報少なすぎて全然わかんねえ…誰なんだこの人…初っ端からすまん。
この曲、実はちょっとアレンジ加えててオリジナルと音の雰囲気変えてます。2Trackに分けて片方を230HzでLPF、もう片方はHPFかけてそれぞれのボリュームをいい感じに調節してみました。別にEQ一個挿せば済む事なんだろうけど個人的にこのやり方が好き。直感的。あとマスターにコンプとかリミッター入れてます。
オリジナルよりラウドというかローが出てる感じになったのでクラブ(銭湯)で鳴らすならこういうアレンジしたら映えるなと思ってやってみました。
2. Crazy P - Never Gonna Reach Me (Hot Toddy Remix) / 20:20 Vision Records
わりと昔から活動してるUKのディスコバンドCrazy P。アルバムはもう12枚くらいリリースしてるベテランです。この曲はバンドの中心メンバーHot ToddyがRemixしたバージョン。
DeepHouseとNu Discoのちょうど中間のような作風で、無駄な音や展開が一切なくて洗練された曲だと思う。ゆるい雰囲気だけどキックはしっかり鳴っててどんな場所で聞いてもよさそう。お風呂上がりにお酒飲みながら聞いたら気持ちいいなあって思って選曲してみました。
3. Saint Paul – Don't Give Up On Love / Masterworks Music
Disco、Re-Edit的なスタイルを得意とするフランスのトラックメイカー。ワシントンDCのディスコレーベルBetter Listen Recordsからもリリースしたりしてます。
このあたりからDeepHouse方向に持っていこうかなーとか考えてました。
全体的に切ない雰囲気と、2回目のブレイクでようやくボーカルが入る感じがたまらん。完全に偏見だけどNu Discoって明るくてハッピーな曲が多いイメージだったんですが、こういうDeepHouseに通じるセクシーな雰囲気の曲ってちょっと珍しいよね。
4. Hankyovain - gt,cs edit-01 / Treasure Box Records
DeepHouse方面に持っていくとかいいつつ、やっぱもう少しディスコ / ブギーっぽい曲をかけたかったんで…
知り合いでもある関西のDJ、Hankyoさんの曲。
僕自身、出身は東京ですが滋賀県の美術大学に通ってて、4年間だけ滋賀県民してました。その時に京都のMetroとか滋賀のMoveとか関西のクラブによく遊びに行ってて、Hankyoさんと出会いました。
身内びいきみたいになっちゃうんでここであんまり褒めるのはアレなんですが、めっちゃ好きな曲。昔元ネタを見つけたんだけど完全に忘れてしまいました…。
80年代のDisco / Funk な雰囲気を極限までシンプルにしてて超クール。
5. Altered Natives - Bullet Blade Knuckle Slap (Souled Remix) / Fresh Minute Music
そろそろDeep Houseにしたかった。どう繋ぐのかすごい迷ったけどIntroがいい感じに長いのでなんとかゴリ押しで…
Eye4Eye Recordingsっていうセルフレーベルもやってるイギリスのトラックメイカーの楽曲を、Local TalkからもリリースしてるTommy Rawsonsが別名義SouledでRemixした曲。
オリジナルはBreak Beatな感じの作品ですが、それをいい感じにDeep Houseにしてくれました。おかず的に散りばめられてるサンプルをシンセパッドで包み込んだような素晴らしい曲。ベースのMoogっぽい感じもいい。
1曲目からずっとBPM117だったんですが、そろそろ雰囲気を変えたかったんでブレイクのドラムパートが完全に消えるところでこっそりBPM120にあげました。3BPMしか変わってないけど。
6. Lady Blacktronika - Loose Change / Allergy Season
さっきからDeepHouseって言ってましたが、もうちょっと硬い感じにしたくなってきました…気持ちがブレブレ。
Mike Huckabyに発掘されたらしい女性トラックメイカーLady Blacktronikaが毎回洗剤みたいなジャケのレーベルAllergy Seasonからリリースした楽曲。
決して派手な作風ではないんだけどこの人の曲は全部最高。Deepでロウでソウルフルでセクシー。重心低めとか漆黒のグルーヴがどうこうとかそういう感じ。
7. Marco Faraone - Matter of Perspective (Mike Huckaby Remix) / UNCAGE
8. Warren Clarke, Kathy Brown - Over You, Kathy Brown (Acapella) / Defected
ここはアカペラと一緒に2曲同時に混ぜてます。もうちょっとサンプラー的な事したかったんですが、色々焦ってあっさり目に終わってしまった。
前の曲がちょっと地味な印象だったので、少し上げていこうって思い選曲。後から聴くともうちょっと早いタイミングで混ぜちゃってロングミックスにしてもよかったかなあって思ったり。
あとなんか2拍目のタイミングでミックスしちゃってるような。。。
Drumcodeからもリリースしてるイタリアのトラックメイカーの楽曲をMike Huckabyがremixしたもの。Dub Technoっぽいシンセにズンドコのビートでサブウーファーがとてもいい鳴りをしてました。
9. Kevin Over - A G's Last Dance / 4lux Black
Kerri ChandlerのレーベルMadhouse Recordsからもリリースしてるドイツのトラックメイカー。
本人に聞かれたら怒られそうな事なんですが、この曲、途中から入ってくるシンセの音があまり好きじゃなくEditしてシンセの部分カットしてます。ごめんKevinさん…
がっつりコンプがかかったような力強いビートにいい感じにかすれた声が乗っかって素敵。なんとなくSubmissionのWomen Beat Their Menを思い出したりしました。
10. Reelow & Leroy Burgess - This Is How We Do It (Tiger Stripes Remix) / Strange Idols
SalsoulからもリリースしてるシンガーLeroy Burgessとミニマル系のトラックメイカーReelowの楽曲をIbadanとかNite GroovesなんかからもリリースしてるTiger Stripesがリミックスした曲。
なんかよくわからない組み合わせ。
オリジナルのボーカルだけを使ってゴリゴリのテクノにRemixしてくれました。タフでマッチョでパワフルで無骨!って感じ。強い。この曲もサブウーファーがいい仕事してました。
11. Purple Beech - Jerome Sydenham / Ibadan Records
ラストの曲です。Ibadan RecordsのオーナーJerome Sydenhamさん
DeepHouseのお手本のような素晴らしい曲…パーフェクトでしょ。。。
この曲繋ぎ終わって交代の準備しようかなとUSB抜いたら間違えて再生中の方抜いてしまい中途半端なところで終わってしまった。とてもいい曲なのにやらかした。
グダグダな感じで終わってしまいましたが、とてもいい感じに拍手をいただきました。湯Wireの人みんなあたたかい。愛。
あとから思うと、後半モノクロームな感じになりすぎたかなーとか、もう少しDJ中にお客さんの方みて会話するようなプレイできたらなーとか色々思うことはありますが、踊ってくれる人もたくさんいたし、いろんな人から「かっこよかったです」と声かけてもらえたり嬉しかったです。
湯Wireってフェスとクラブの中間みたいな変わったイベントだと思うのですが、どんな人でも受け入れてくれる雰囲気だったり、謎のレスリング文化があったり、DJとお客さんの距離の近さだったり、本当にいいコミュニティだなあって思いました。
また機会があればやってみたい。
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