じゃあ洗剤そのもので洗えばエエやん
最近、というか去年の中頃からよく見るようになったCMである。
「いままでの液体洗剤は、大半が水でした!」
当たり前じゃろ、と「まーたテレビが変な事を言ってるぞ?」と見てました。
そしたら。
「洗剤成分が濃くなりました!」
それだけ?(゚o゚
いや、もう何言ってんの状態です。
「洗剤の成分」って、要は界面活性剤なんですけど、こいつ、水がないとそもそも汚れを落とす役割を果たせません。
難しい話を省いて言います。
洗い物の水の量に対して使う洗剤の量ってあるじゃないですか。あれが適切な界面活性剤、つまり洗剤の量なんですよ。
だから、濃いとか薄いとかじゃなく、本来なら「値段と容量がどんだけで、目安何回くらい使えるの?」
が重要なわけで、濃くなったから良い、というわけじゃないんですよね。
そもそも洗剤として使う界面活性剤を溶解させているのが水ってだけで、ソレがなきゃ粉洗剤ですな。
そんなに濃いのが良いなら粉石鹸使えよ、って話。
余談ですけど、CM作った人たちへのインタビューとか色々見たけど「だから何」の極みすぎて白けましたな。
他社の洗剤はどうやねん!というのも「※当社比」で逃げてますし、言ってるのもホントに「濃い」というそれだけ。
良い
とは一言も言ってないんですな。イメージとして良いんじゃない?くらいに思わせる言い方なのがまたね。
騙しのテクニックとして有用ですね、と心底思ったって、そんな話。
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