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「ライフサイクル」とエリクソンのライフサイクル理論

難しいことはよくわからないのだけれど、心理学者のエリクソンさんが言うには人間の成長は8つの段階に分けられるそうだ。

http://feelatease.xyz/life_cycle/ こちらのサイトに拠ると、

1、 乳児期 (0歳~1歳6ヶ月頃):基本的信頼感を育む時期
2、 幼児前期 (1歳6ヶ月頃~4歳):自律性が身につく時期
3、 幼児後期 (4歳~6歳):積極性(自発性)が伸びる時期
4、 児童期・学齢期 (6歳~12歳):勤勉性を定着させる時期
5、 青年期 (12歳~22歳):同一性(アイデンティティ)を確立する時期
6、 成人期 (就職〜結婚の時期):親密性の適切なバランスを身につける時期
7、 壮年期 (子供を産み育てる時期):世代性(次の世代を育てること)に興味を増す時期
8、 老年期 (子育てを終えリタイアする時期):自己統合(統合性)を獲得し、人生を受け入れる時期

それぞれの段階において乗り越えるべき課題があり、乗り越えられないことで起こりうる危機があるとのことで、これをライフサイクル理論というらしい。

8つのうち5つが22歳までで、それ以降いくら長生きしても成長段階は3つしかないというのがなんとも、若い時分ってずいぶん濃密というか、大事な時期なんだなあと思わされる。そして、22歳までに人間性が大方できあがってしまうんだとしたら、なんだか悲しい話でもあるなあ。

自分を省みてみると、それぞれの段階においてちゃんと課題を乗り越えて来れたのか、まったく自信がない。それでこんな歌を書いたのだった。

ライフサイクル

いつまでも若いって言われるのも悪くないが
年相応が一番 年相応 年相応

僕はかつて大人びた子どもだった
それが今は子どもじみた大人だ
15、6歳の頃から今まで
変わらない時間の中で
変われない自分の檻に
自ら閉じこもっている男だ

生まれて 遊んで 恋をして 働いて
子を産んで 落ち着いて 年相応 年相応

遊ぶべきときに遊ばないと子供は
遊ぶべきじゃないときに遊んじゃうらしい
大学出のミュージシャンが多いのは
そういうことなのかもな
昔つるんでた仲間は
ちゃんと人生の午後を過ごしてるのに

僕はいつまでも真昼のままで
終わらない昼休みをもてあましてる
いつまでもチャイムが鳴らないもんだから
不安になって見まわすと
遊んでるのは僕だけで
みんなはもうちゃんと席に座ってる

あわてて帰っても僕の席はない
またグラウンドに戻って遊んでる
ライフサイクル ライフサイクル

生まれて 遊んで 学んで 恋をして 働いて
子を産んで 落ち着いて 人類は くり返す
くり返しにこそ意味がある 
愛をくり返し 恋をくり返し
失敗をくり返し 成功をくり返し 
愛の性交をくり返し 身ごもって オーベイビー 
生まれて 親になって 子は育って さかって 
逆らって 悩んで 病んで
引きこもって 弾き語って 曲作って 歌って
ライフサイクル ライフサイクル


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