中学受験はもうすぐそこ!残り数週間のおすすめの過ごし方をご紹介します。さらに!まもレール会員に受験にまつわるエピソードを聞いてみました
2022年を迎え、中学受験までいよいよ1ヶ月きりましたね。期待や不安を胸に、限られた日数をお子さんといかに過ごすか、目の前の1日1日のことで頭がいっぱいの親御さんが多いのではないでしょうか。
少しでもそんな親御さんのお力になれればと思い、今回も教育・受験のプロである小川先生にお話を伺ってきました!
■この時期あるある。学校を休んで勉強するべき?学校にはちゃんと行くべき?
この時期、特に親御さんを悩ませるのが、学校を休んで勉強させるべきか、それとも学校は休ませない方がいいのか...という迷い。本当に毎年必ず質問される話題ですが、結論から言うとご家庭及びお子さんの状況によって、休む・休まないのどちらを選択しても大丈夫です。
☆健康面に特に不安がなく学校生活を楽しめているお子さんの場合
学校にそのまま通って日々の生活リズムを変えない方が得策です。学校を休むと一見勉強時間がたくさん増えるように思うのですが、取り組むのはお子さん自身ですから理屈通りにはいきません。1日あたりに現実的に取り組める学習量というものは、それほど急激に増やせるものではないのです。むしろ、「せっかく休んだのだから」と学習時間を増やそうと無理をすることで、かえって生活リズムが狂ってしまうリスクがあります。
特に気をつけたいのが、使える時間数が増えたことで無意識のうちにダラダラとした学習に陥ってしまって、時間あたりの学習能率や精度が落ちてしまうこと。学校を休む選択をする場合には本人と話し合って十分な納得を得ておくようにしましょう。本人自身が学習をがんばりたいと意識し、取り組んでいる自分をイメージできた上で学校を休むのであれば上記のリスクはかなり軽減されます。
☆体力面やインフルエンザその他感染症への不安がある・クラスの雰囲気などによって学校に行くことがストレスになっている場合
積極的に学校を休む選択をして大丈夫です。中学受験をする子が少ない地域では、学校生活自体は楽しいのだけれど、担任の先生が受験に対しての理解を示してくれなかったり、他の子の日々の過ごし方とのギャップを感じて学習意欲が削がれたりということもあります。全てはケースバイケースなのですが、優先したいのは、お子さんの気持ちが安定し、体調面も安定した状態を維持することです。
学校を休むか休まないかは、お子さんにとってどちらが望ましいかで判断していけば大丈夫です。30年間の中学受験指導経験と、6000人を超えるご家庭をお手伝いしてきた立場から断言できるのですが、お子さんにとって何が良いかを判断する力は、結局親御さんが1番持っています。親としてこうしたいなと思ったこと、それは今のお子さんにとってベターでありベストな選択をしてるんだと、自信を持ってください!
■入試まで1ヶ月を切った今、どんな学習をする?
いよいよ入試2週間前、1週間前となったときどんな学習をすればいいか、どんな工夫をすればいいか少し補足しておきたいと思います。目指したい事は、できるだけ平常心でいられるように「環境を整えてあげること」です。
ここで意識したい事は3つ。
① 生活のリズム
起きる時間寝る時間を安定させること。入試本番に最も力が出るのは、前日ゆっくりぐっすり眠れた時ですから、今のうちから、毎日気持ちよく眠れる生活リズムを手に入れましょう。
②これまでの成果を振り返り、「できる事はできる状態にすること」
入試直前期は、新しくできることを増やす必要はありません。これまで本当に頑張ってきた学習の蓄積を、使いたい時に使えるような状態にしておくことです。できて当たり前と思っていることほど、さっとでいいですから見直すようにして、記憶から引っ張り出しやすくしておきましょう。これまで解き慣れてきた問題も、改めて見ることで「うん、このリズムで解けばよかったよな」という自分にとっての「当たり前の再確認」をさせてください。
③親のメンテナンス
親が平常心でいるためには、直前期にさしかかった時の自分の行動を整理して決めておくのがオススメです。やること、やらないことを決めるのです。
たとえば、
いつものように学校に通う時のように、自然な形で「じゃあいってらっしゃい」と送り出す方が上手くいきます。お子さんも特別な日に臨むということではなく、これまで受けてきた模擬試験が今日はいつもとは違う会場くらいの感覚でいることが、程よい緊張感でいられるコツです。
これまで十分練習してきたことを今日の試験でもやるだけなんだから大丈夫、という思いで送り出してあげるのがいいと思います。服装も、表情も、使う言葉も、いつもと同じ。そうすることで、結果お子さんは本来の力を発揮しやすくなります。当日朝にお子さんにどんな言葉をかけてあげるか、受験校の門をくぐるお子さんをどんな言葉で送り出してあげるか、ご夫婦ご家族で事前に話し合って、言葉の準備をしておくのが良いですよ。
■まもレールを利用する先輩ママ・パパ、お子さんたちに受験に関するアンケート実施!
特に興味深いのが「入試直前期に親に言われて嬉しかった事・嫌だったこと」アンケート。寄せられた言葉をいくつかピックアップしてこの後載せておきますのでぜひご覧になってください。先輩ママ達パパ達の経験が大いに役立つと思います。
最後に中学受験に臨むお子さん親御さんへ。皆さんがこれまでの日々に積み重ねてきた努力をそのままに発揮して、淡々と満足のいく受験の一区切りをつけていって欲しいと願っています。心より応援しています。
教育家 小川大介
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小川先生ありがとうございました!ここからは、中学受験の経験を持つお子さんを持つ親子にアンケートをとった結果をまとめてみました。追い込み時期のいま、重なる部分もあるかもしれません。ぜひ参考にご覧ください。