ゴールデングラブの問題点と改革案と(2)

前回セ・リーグ記者とパ・リーグ記者を分けてどちらかしか投票できないようにしたらって話を書いたが、現実的には難しいよね。デスク的な人もいるだろうし。正直もう記者が投票するべきじゃないとも思う。

ゴールデングラブとベストナインは

・各チームの1軍監督&コーチが
・人数を限り12球団同じ人数ずつの記名投票
・同一リーグのみでの投票
・自チームの選手の投票は禁止
・無投票なし

が自分の意見。記者以上に近くで見ている人たちで、なにより相手選手の良さを肌で実感できているはず。数字以上の怖さを知っている人たちでもある。同一リーグにしたのは交流戦の3試合で判断させるのは酷な為。自チームへの投票禁止は応援票をさせないため。ただ、それでも身内にタイトルを獲らせるために特に活躍してない選手に入れる可能性は捨てきれない。まだ抜け穴はある。それでも無記名の記者投票よりはマシなんじゃないかと。

ゴールデングラブ賞のホームページには「5年以上にわたり現場での取材を主に担当している記者の方々が投票で選ぶ権威ある賞」って書いてあるが、その権威はモンドセレクションかベストジーニストくらいには落ちてきていると思う。スポンサーの三井さん本当にそれでいいの?

それだけ現状印象に依存する賞であるゴールデングラブを山田が菊池からケガでの欠場ではない形で直接奪取するなら、

・または失策数を1~2以下に抑え140試合以上セカンドで出場する
・補殺、刺殺、UZR、失策数、守備率の全てで菊池を上回る


このどちらかが「最低条件」になると思う。ただ全てを上回ったとしても京田と坂本の例のようにほぼ知名度で坂本に入れられるのが今の制度。だからこそある種の「世論操作」は必要になってくる。

今年で言えば「守備の名手」と呼ばれた宮本慎也がヘッドコーチをやっていた。ならもう少し86様守備面で山田を堂々と「マスコミに対して」褒めて欲しかったと思う。手前味噌にはなるだろうが、「あの厳しい宮本コーチが」褒めていたとなれば記者もそれなりの見方をしていって、投票結果がもう少し変わっていたと思う。もちろん86様の視点ではまだまだ足りない部分はあるかもしれないが、それでも守備率などで菊池を上回っているならそれなりの結果は残しているということになる。

そしてぶっちゃけた話GGもお金に関わってくる部分(GGの賞金が50万)でもあるのでね。尚更サポートできる人がサポートしてあげて欲しかったとも思う。

ありがとうございます。うちの猫さんのご飯代となります。