2020-07-12 高津マジックと首位浮上と #019

19試合目にしてスワローズ首位浮上。開幕当初は想像だにしなかった事が起きている。一言で言えば高津マジックだ。

今日は守備妨害リクエスト成功というマジでマジックみたいな事をやってのけちゃったわけだが。

この判定の細かい合否はしっかりとは言及しない。

自分の頭だと

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これを読みとけるほど頭がまわらない。が、仮にあのスライディングが「可」…というか見過ごされる自体になった場合、その後のプレイがより危険な方向に向かっていく可能性が高くなることを考えればあの判断は妥当だったのではないかと思う。

そしてここまでなんで今ヤクルトは首位にいるのか。4番村上の覚醒。中継ぎ陣の踏ん張り。色々と理由をつけることはできるが、

チーム全体の指標を見ると特筆して秀でた指標はそこまで多くない。打撃だと四球と盗塁くらい。得点圏や打率はリーグの平均以下。投手陣に至っては防御率もWHIPがBクラス。QSに至っては36.8%しかない結果ホールドだけはやたらたくさんついて25。あまり褒められるものではないが、中継ぎ陣の頑張りが如実に出た結果とも言える。途中まで被四球がかなり少なくきていたがこれも平均的な数値に落ち着いている。

この指標で今、勝てるんだからこれは高津マジックと言ってもいいのではないだろうか。

敢えてここに自分の肌感覚を加えるなら、今季随分とあっさりチャンスから同点、逆転まで行けているケースが多いように感じられる。

昨年は早い段階で先制され、そこからチャンスを作るも同点、勝ち越しまでもっていく事ができなかった。勝ち越しのチャンスを作った段階で勝ちパの肩を作らせる→結果勝ち越せてないのに勝ちパを使う。というケースが多すぎて中継ぎ陣のバランスを崩していった感じがする。ましてや負け続けると連敗を止めるために勝ちパを投入で登板過多の悪循環。

今年はあっさり逆転できる結果勝ちパを無理なく投入できる→連勝してるから多少リスクもありつつ一つ劣る投手も使える→その中から清水や寺島等成長するピッチャーが出てくるの好循環が生まれている。

当たり前の話だが、本来中継ぎの序列は打たれる事で変わっていく。そうなると結果連敗というのはつきものなはずなのだが、今回「勝ちながら」調子の悪いマクガフの役割を下げ、抜群の安定感を誇る清水を8回にもっていくことができた。こんなことそうそう出来ないよ。

投手が抑えられない責任は必ずしも投手だけのせいでも無い。打者もしかり。噛み合わせが勝利を生む。

この噛み合わせの良さがいつまで続くか。嶋の離脱。今日は山田と坂口が途中で下がる事態になった。不安材料も多いが、そもそも今年のヤクルトは失うものの少ないチームだ。気負うことも無い。

目の前の試合に一喜一憂をしながら選手の成長を見守ることが出来たらいいなと。

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