昨日は悲観するほどの試合じゃなかったかと Ys5-9G

だいたいこの時期にこういう負け方をすると「今季を象徴するような負け方」とかいう人も出てくるが、81敗もくまなく見てくると「負け方のバリエーションは多種多様」という印象のほうが強い。そもそも7月8月が借金3。9月はここまで9勝8敗で勝ち越しているのでシーズン後半だけ見ればCS争っててもおかしくない成績でもある。前半で最下位が確定しそうな成績からよう持ち直しとる。

昨日は前半は競った試合が出来つつ最後梅野が打たれ、次の回に絶好のチャンスを作るも村上と中山がそれを活かす事ができず負けた試合だ。結果をここまで出してきている若手選手が今日は結果が出なかった試合で悲観する必要は無いと思う。

まず梅野の2被弾。阿部の打席。

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風の強い神宮とは言え相手はベテランの阿部。自分が勝手に感じている「ベテランは直球に振り負ける法則」に従えば梅野の直球での入りは分からんでもない。ただ初球から高めを見事に打たれちゃった。別の視点を作るなら前の打席で近藤のフォークを素晴らしいバットコントロールでセンターに弾き返していたところをどうみるかだと思う。阿部もしっかりバットは振れていたよ。

正直今朝の引退報道が信じられないようなバッティングだった。そういや高橋由伸もラストイヤーは代打で鬼のようなバッティングやってたな。

そしてノーアウト満塁から田口を打てなかった村上と中山。

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元の相性を考えると最初の2球で詰んでいた勝負にも見えたところからよくフルカウントまで粘れたと思う。自分は最悪押し出しもあるような勝負をしてくると思ってたのでラストボールに手が出なかった気持ちは分かる。1発が出れば100打点のところできっちりアウトローに投げきれた田口も見事だが、あの場面で見送れる村上も大概だ。最近は勝負自体を避けられる機会も増えた中でちょっと勘が鈍ったケースにあたるとは思う。

中山に関しては完全に術中にハマった形だ。

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四球後の初球なので振りに行く事自体は悪くないがきっちりアウトコースのスライダーを対角線に投げ来られる。そして同じところのスライダーを続けられ、「あ、これキツぞ」ってなる。捕らえるならそのあとのインハイになるだろうがこれも捕まえられず。4球目のボール球を見られたのでここから甘く入ればあるいは・・・って思ったがきっちりひっかけて併殺万事休す。ただ中山に関しては1打席目はリスト柔らかくライトに運ぶヒット、2打席目は痛烈なサードライナーと悪いバッティングをしてるわけじゃない。この経験を糧にして軟投派投手相手の打ち方を覚えてくれればいいと思う。

打撃陣は来季の展望がちょっとずつ見え始めてる。できれば同じ打撃コーチでもう1年といきたいところだけど…。

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