「家族」と呼んでくれるブキャナンと太田の復調と 2019-08-18 Ys3-2D

ブキャナンのピッチングが素晴らしかった試合と言っていいと思う。昨日は左右高低をうまく使いながらゴロの山を築く事ができた。そして最後まで四球を出さなかった事が大きい。今季に限らずだがブキャナンは1試合に2回ほど、右打者のアウトローに引っ掛けるような意味のないストレートの四球を出すことがある。それが今日は無かった。あとカットボールもキレていた。

その上で三遊間の太田奥村をはじめ内野守備が本当によく頑張った。本来のブキャナンはゴロの山、特に三塁側方向にゴロを打たせるのが持ち味の打者。以前完投勝利をあげたときは藤井が守備で無双してブキャナンを助けた事もあった。

今季序盤に特に精細を欠いた理由ってもしかしてサード村上だったからじゃ…。って思わせるくらいブキャナンは味方の守備に左右される傾向は実際ある。もちろんそれ「だけ」ではないんだけどね。

打席でピックアップするなら4回かなぁ。

ビシエド相手だと正直どこ投げても打たれる時は打たれるのだが、外に意識付けをさせた上で追い込み、ラストボールはインコースに今日最速の150kmを投げきりゴロを奪った。思い切った内角要求をちゃんとコースに投げきれたのが大きい。今日イケると実感できたんじゃないだろうか。

支えてくれた夫人のアシュリーさん、昨年9月に誕生した長男のブラッドリー君にささげる94球だった。帽子の裏に書き込んだ「N・M・W・H・A・L・M」の文字は「ノーマター、ワッツハプン、アシュリーラブズミー(何があろうとも、私はアシュリーに愛されている)」の意味。2軍調整中だった5月の誕生日に家族ぐるみで祝福してくれたナインのためにも、意地を見せたかった。

結果が出ない時は悔しい思いもしたと思う。が、選手も、ファンも「家族」と呼んでくれるブキャナンを、そのファンが見捨てることなんてできない。ブキャナンはスワローズにとって特別な選手になってくれると思うんだがね。

最後になるがもうひとり。昨日は太田がよかった。連日の猛打賞。ここまでヒットコースは殆ど真ん中より外よりのボールだと思うが、しっかりと逆方向にとらえることができてる。出始めもアウトコースを打ち返すことで結果を出してきたがあの頃に戻った感じ。このあとまた内角を中心に攻められることもでてくるだろうがしっかりと対応してくれることを期待してるよ。

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