大器晩成して欲しい田川の初勝利と前の打席の再現が出来た廣岡と 2019-09-15 C7-8Ys

あの球場で試合をすると何点差あっても全く安心が出来ない。1点差ゲームは本当に心臓に悪い。が、自分たち以上に気が気でなかったのは田川ということになると思う。

「最後はハラハラドキドキでした。7年かかりましたが、うれしい気持ちでいっぱいです」

7年って長い。13年のドラフト3位だから石山小川と同期。高校3年から投手を始めた選手ということもあって「素材の塊」と当初から言われていたが、正直初勝利までこんなにかかるとは思わなかったよ。

14年には椎間板ヘルニアの手術。育成契約、育成再契約。苦労人だ。15年に復帰後も140前後の球速しか出ずこれだとキツいかなぁと思ってた。今日の登板次第では来季の去就も怪しかったと思う。この試合に両親を呼んだというのもそういう意味があったかもしれない。(単に高知から近いというのもあったかもしれない。)田川はラストチャンスをモノにできた。

序盤は制球力が足りず安定感に欠けていたが、それでも最低限ができていたのが大きい。与四球は2。うち一つは鈴木誠也という事を考えるとちゃんと打者と勝負ができたと言っていい。特に3ボールからちゃんとストライクゾーンに入れ長打を最後まで打たれなかった。基本的な事だがその基本ができるのがこの段階では大事。最後崩れたがそれも相手が上手く打った結果でそこまで気に病む必要は無いと思う。松山長野への連続三振は見事だったよ。

大器晩成型になるがまだ25歳。大卒社会人の2年目と考えればそこまで年がいってるわけじゃない。ここから5年。先発の軸になる活躍を期待するよ。

短くなるが廣岡にも触れたい。2打席連続ホームランはお見事。塹江は制球が定まってなかったので甘い球狙いでワンチャンあるかなと思っていたがレグナルドから打つとは思っていなかった。

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正直2球の追い込まれ方を考えればインスラを決め球にすれば簡単に空振るとおもってたのでどうしてこういう配球になったかヤクルトファン側からするとちょっと理解し難い配球ではある。結果前の塹江と同じようなコースに同じ球速で投げきってしまった。

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まだホームランのバリエーションがそこまで多くない廣岡に対してどうしてこうなってしまったかなぁって感じ。逆に言えば前の打席の再現がちゃんとできた廣岡は偉い。

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