キルシェ’ブルューテ

とある事務所に勤務する漢の備忘録 備忘録なので自己責任でお願いします^_^

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最近の記事

不動産決済時によくあるトラブル①〜登記事項証明書の住所と印鑑証明の住所が相違している〜

 不動産決済の現場でよくあるトラブルの一つに売主さんの登記事項証明書上の住所と印鑑証明書の住所が違うケースがあります。  これは売主さんが不動産購入後に住所を移転したのですが住所変更登記をしなかった事でこのような相違が発生します。  事前に資料や情報を把握できていれば問題ないのですが現場で判明した場合、売主さんの住所変更登記を追加で申請する必要があり、変更を証明する書面を入手する必要があります。  決済当日、時間的制約のある中でこの対応を取るのはヒリヒリするので出来れば避けた

    • 成年被後見人の居住用不動産売却登記における必要書類

      必要書類  ①家庭裁判所の許可書  ②成年後見人の市区町村発行印鑑証明書又は   裁判所書記官作成の印鑑証明書  ③後見の登記事項証明書  ④その他通常の所有者移転登記の添付書類 注意点 ①を添付する事で登記済証(権利証)又は登記識別情報の添付が不用となる。  成年後見人が司法書士等の場合で事務所を後見人の住所として登記し、成年後見人個人の市区町村発行の印鑑証明書を添付する場合は、登記事項証明書と印鑑証明書の住所が相違する可能性が高い。相違する場合は同一人物である事を証す

      • 成年後見人がいる場合の本人確認情報の作成(権利証紛失のケース)

        本人確認情報の作成が必要となる場合  成年後見人がいる場合に本人確認情報の作成が必要となるのは以下の2つの要件の双方を満たす場合です。  ①成年被後見人が権利証を紛失している。  ②対象不動産の売却について家庭裁判所の   許可が無い。  この場合、成年後見人に面談をして権利証の代わりになる本人確認情報を作成する必要があります。 成年後見人がいる場合の本人確認情報作成における必要な書類  成年後見人がある場合は成年後見人についての身分証明書(運転免許証のコピーなど)

        • 外国人のローマ字氏名の登記

           2024年4月1日より外国人を所有権登記名義人とする登記を申請する際にはローマ字氏名を証する情報を添付することとなりました。  具体的にローマ字氏名を証する情報には下記の書類が該当します。  ①ローマ字氏名が記載されている住民票の写し。  ②上記住民票が無い場合はパスポートの写し。  ③上記住民票及びパスポートの双方を所持していない場合は本人の署名又は記名押印のある上申書。  *パスポートの写しについては以下の要件を満たす必要があります。  ①登記申請日において有効な

        不動産決済時によくあるトラブル①〜登記事項証明書の住所と印鑑証明の住所が相違している〜