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引き算から始める目標設計術


なんとなーくでつぶやいたTweet にたくさんのいいね!をいただきました。

というわけで、今回も目標設計に関する記事。

もう少し具体的な方法に触れた内容でしたためてみます。


✏︎昨日のノートまとめ
1. 年齢とともに関心の広さと行動量は反比例しやすい。
2. 壮大すぎるテーマ(「挑戦」「改革」)やスローガンは目標じゃない。
3. 行動と目的がセットになって初めて目標。
https://note.com/mamo__labo/n/n9f3efdd05e0d


先の記事でも書いたのですが、これだけ情報を浴びやすい時代。

興味・関心というのは放っておけば自ずと広がってしまいやすいものです。


子どもの頃は今日の晩御飯、宿題や習い事、お友達との放課後の約束くらいだったかもしれませんが、おとなになればお仕事、家庭、プライベート、趣味にとどまらず、緊張する国際情勢や将来の年金問題、はたまた芸術やスポーツに及ぶ関心もあるかもしれません。


視野の広がり、世界の広がりに引っ張られるように広がる関心の輪。

決して悪いことではありませんが、目標達成を通して人生を豊かにしていく上では、


「それ、ぶっちゃけ、どうでもいいから。」


いかに上手に引き算をするか。


何をするか、よりも


「自分の行動力をどの分野に残して(投入して)いこうか」


この発想がとても大切です。



引き算から始める目標設計 その方法


①おやすみを決める

これは漫然と過ごす、だらだらする日、という趣旨ではなく。


自分がアウトプットしない日を、まず決めるということです。


方法は簡単。

アウトプットができるツールを一定時間遠ざけることです。

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それでなくても美容室オーナーの場合、サロンワークを通してお客様に向けて、美容師スタッフに向けて一定のアウトプットをしているはずです。


そこにくわえて、ブログを書いたり、SNSでの発信を習慣的にしていたのでは・・・今度は、なかなかそのアウトプットの質を向上させるための時間を作ることができなくなってしまいます。


1時間くらいスマホの電源切って、くらいからでもいいのではないでしょうか。


まずは「目標に向かっていくためのアウトプットをしない日」つくってみましょう。


②やらないで済む方法を考える


サロン経営者に尋ねて、ほぼ高い確率で「欲しい!」といわれるもの。


それは、「時間」です。


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そのくらい多くのタスクを抱えるサロン経営者が取り組みたいのは、合理的に仕事を進めていく力。


つまりは、時間とタスクを減らしながら成果を上げていく力です。


例えば、私の最近の例で言えば、2年ほどかけて月次で集計をかけてきていた顧客様の来店周期分析(3ヶ月以上再来のないお客様へのお声かけを促進する目的で行なっていたものです)。


経営上もちろん大切にしていく指標ではありますが、この2年でその数字に一定の改善が見られることと、24ヶ月分のデータがあればおおよそ月次での傾向はつかめるだろうという判断で、今年からは追わないことにしました。


この取り組みをやめたとしてもなんとかなる。


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例えば、毎月の売上が想定内の軌道に乗っているなら、


「やらなくてもいいのでは?」


そのギリギリをイメージしてやらないことを少しずつ増やしていくと、今やっている業務の30%くらいは惰性でやっているものだったりすることも少なくありません。


カットしていくのはあまり難しいことではないはずです。


③だからってなーんにもしなくなる・・・わけがない


その上で、それでもやらなきゃな、と思っていることのなかにこそ。


本当にあなたが目標を立てて達成させたいビジョンがあるのではないでしょうか。


そしてそこまで厳選した分野に立てる目標だからこそ、具体的な行動が伴うのではないでしょうか。


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目標はどこまでも大きく描くことができますが、時間と行動量には限界があります。


せっかく描く目標、達成させるための設計術を身につけてから充実感のある行動を重ねていきたいものです。


ではまた!

小規模美容室のためのマネジメント改善術/自分の✂︎を30%セーブさせながらお店に持続可能な利益を残していく経営スタイルをつくりあげていきたい経営者に向けた情報発信をしています。