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実はとっくに変わっている美容室の新規集客の考え方


前回の記事から少し間が空いてしまいましたが。


基本、続き記事です。


▽▽▽無料ですのでよかったら軽く読んでみてください。▽▽▽


というわけで。という流れで。


今回の甚大すぎる外部要因をきっかけに、集客宣伝戦略(費用)を見直そうと考えている小さな美容室経営者の方に向けた記事を書いてみたいと思います。


◇ペイドメディアに限界を感じて、さあ、どうしよう。


今回一定の条件下で減免措置が講じられましたがホットペッパービューティを代表格にサロンポータルサイト(ペイドメディア)は、いわゆる「広告代理店業」ですから、出稿主の業務がたとえ縮小/休業していたとしても広告業務を止めるかどうかは先方の事業課題(むしろ出稿主が縮小/休業していても代理で宣伝しておいてあげるのがサービスの事業)。


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まず契約時には、広告出稿主が代理店に対してどこまで権限を持てるのかを改めて確認しておく必要があるでしょう。


◇「まずはインスタでもやってみるか」の前に。


いつの時代もひとつのやり方に限界を感じて違う方法を模索するときには「やり方」より「あり方」「目的」から確認したいところです。

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ペイドメディアで結果でないしリスク高いしなあ・・・

→ じゃあSNSで自力集客に切り替えて


ってやり方変える、その前に。


どうしてこれまでペイドメディアでの出稿を継続してきていたのか。


ペイドメディアで出してきた成果と同等の水準を自力(SNS)集客で出せるのか(出しに行くのか)。


そこから設計していかないと結局は、集客活動そのものが疲弊してしまい成果を望むことは難しくなってきてしまいます。


◇お客様は、皆「2回」お金を払っている


たとえば歩いている先で見つけたラーメン屋さんの看板。


「あ、ちょうど良い時間だしここで食べて行こう。」


「あーおいしかった。おなかいっぱい。」


「ごちそうさまでしたー」でお会計。


この時系列。



あなたは


「2回」


お金を払っていることに気が付きますか?


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1回はもちろん、食べ終わった後「ごちそうさまでしたー」の時。


じゃあもう1回は・・・


そう、


あなたが「ここで食べて行こう。」を決めた瞬間。


言い方を変えれば「このラーメン屋にお金を払おう。」の瞬間です。


◇では美容室。お客様は「いつ」お金を払っているのか


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綺麗に仕上がったカラー、カット、パーマ。

美容師とお客様お互いに「ありがとうございました。」で発生する支払いが 2回のうち1回だとしたら。


 さっきのラーメン屋で言うところの「ここで食べて行こう。」

支払いの前の、もう1回の支払いのタイミングはどこにあるんでしょうか。


◇「認知される」を、認知する


これまでの美容室ビジネスにおいては

認知 → 期待 → 来店 → 施術 → 信用

認知機会と期待を高めることができれば一定数の来店を望むことができました。


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たとえばヘアカタログや雑誌への出稿を通して「有名であれば」

またたとえば認知の高い土地への(やや規模感のある)出店で「目を引くことができれば」

一定数、新しいお客様が運んでくれた時代がありました。


しかし、それも

「なんだ、新しいお店と思ったらまた美容室か…」


長年続くオーバーストア化とともに、お客様からすれば物理的にお店を認知する(気づく) = 来店 にはならなくなってきています。


ましてこれからのアフターコロナの世界で、無目的な外出をしなくなるユーザーに「認知されるお店」を作っていくことへのハードルは高まっていくと考えておいていいのではないでしょうか。


いずれにしても、

認知 と 来店 の間の → に距離ができてしまう状態。


ここを理解しておくことは、自力集客で成果を出す上でとても大切なことです。


◇来店される前に信用を作れるか


図式化するなら、

認知→期待→来店→施術→信用 から

認知→信用(>期待)→来店→施術→信用 へ。

まだ来店されていない、お会いしたこともない状態でどこまで「信用」を育むことができるか。

「認知の機会を増やす」「期待」だけでは運んでもらえない(もしくは価格に負ける)ことを理解する。


これが、これからの新規集客に求められるまず大前提。


大切な考え方ではないかと思います。


◇ 発信する頻度は当たり前。どんな方法を選んで何を伝えてくるか、その地点で評価される時代


例えば今回の感染症の問題でも然り。

二転三転する行政指導に翻弄されたサロン経営者も多くあったことと思いますが、こういう非常時に

・誰が

・誰に向かって

・どういう考えで

・どういう方法を使って

・何を

・どのくらいの頻度で


お伝えするのか。


「信用をつくる」ことを趣旨に発信する人と、

「お客様に来てもらう」ことを趣旨に発信する人とでは、

それぞれに違う答えを選びます。


ペイドメディアではなくSNSを選んでいる理由

Twitter ではなくインスタで発信している理由

インスタではなくYouTube で発信している理由

はたまたブログのみで発信している理由


今後いっそうそれぞれがそれぞれに明確な根拠を持って取り組む必要があると思いますし、見込み客はそこで発信される情報の内容と合わせて取り組みへの信用を寄せて初めて来店を検討するということ、あわせて理解しておきたいところです。


◇あえて書く「ウケる」「ウケない」投稿


仕込むコンテンツやテクニック的なことは到底申し上げられませんので余談程度に(もっとすごい方たくさんいるのでその方たちからの発信に触れてみてください)。


それでもあえて「ウケる」「ウケない」の線引きをするのであれば


キーワードは

「自己開示」

「正直に」

「分かりやすく」

「100%GIVE」


かなと思っています。


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少なくともSNSにおいては受け取り手である見込み客もまた、自分がプライベートに関する投稿をする際に、この投稿が反響を呼ぶかどうか考えながら投稿をしているものです。


美容室、美容師の投稿に触れる際にも「反響を呼びたくて」している投稿と、「信用を寄せてもらいたくて」している投稿の嗅ぎ分けくらいはスワイプしながら、「秒」でしています。


自分は一ユーザーとしてどういう発信者に信用を寄せているか。

発信者としての自分たちを客観視すること。

ますます、本当に、大切かなと。


昭和世代にとっては、会ったことも話したこともないインターネット上でしか知らない人にお金を使うために会いにいく。なんて。

「あんたちょっと騙されてんじゃないの??!」なんておかーちゃんの声が聞こえてくる。

そんな時代に育った方も少なくないのではないでしょうか。


それでもひとまわり、ひとまわり半とこれからどんどんと年齢感覚ともに離れていく今の若い世代の方たちに、機会を十分に行き届かせてあげられる集客環境。


脱ペイドメディア、自力(SNS)集客を考えるのであれば、まずは経営者自身が学びを新たにする必要大いにありではないでしょうか。


具体的にどんな戦略を取るのかについてはまた場を改めて発信してみようと思いますが。


ここからしばらくは、ルールが書き換えられていく世界でのビジネスです。

あくまでも個人ではなく「小さな美容室」お店としての新規集客を成功させていきたい経営者の方にとってこの記事、がきっかけくらいにでもなれていればうれしいです。



最後にちょっこし宣伝、お付き合いください。

経営者たちが情報共有できるようなオンラインのコミュニティとしてLINEオープンチャットを昨日開設してみました(…が参加者なんとゼロ!!w)。ユーザー様との交流を通して私にとっても学びの場にして行きたいと思っています。お気軽にご参加、お声掛けください。


https://mamolabo.com

ブログ記事はBeforeコロナの世界で書いたものばかりですが、普遍的な内容?もあるかと思います。よかったら見てやってください。


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つながって学びつつ。確かな向上実現していきましょう!


ではまた!

小規模美容室のためのマネジメント改善術/自分の✂︎を30%セーブさせながらお店に持続可能な利益を残していく経営スタイルをつくりあげていきたい経営者に向けた情報発信をしています。