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夏の深夜散歩2年目突入

北海道に来て、過ごし方が変わった。特に、夏の夜。私は深夜に散歩に出かけるようになった。

いわずもがな夏の北海道は本州に比べて涼しい。そして、その夜はとても心地よい。涼しく爽やかな風を感じることができるのが、夜。そして、人の出がないのが深夜。この時間の散歩は私の至福だ。生活リズムを考え、自分をがんじがらめにするのはとうに限界を感じていた。だから、なんでもあり。自分の欲に従って、深夜何時だろうが、散歩に出かける。近所の公園で走り回ったり、玩具で遊んでみたり自由に過ごす。ここで全力を出せるあたり、普段ストレスが溜まっているのだろうと気づく。意識するストレスと無意識的なストレスがある。どちらにもこの息抜きが有効な気がする。北海道に来て2回目の夏。そう去年の夏にはこの深夜散歩の魅力に取り憑かれていた。これは完全なる趣味だが、これを口外すると変人レッテルを貼られそうなので言わない。夜散歩の弊害は、睡眠不足。これは、諸悪の根源だ。しかし、それを請け負ってでも夜散歩に出かけざるを得ない精神が私には宿ってしまっている。寝たいと言う本能よりも、気持ちの良い風に当たりたいという欲が優ってしまうのだ。不思議だ。散歩をするときは、好きな音楽を聞き何も考えないことも、人生について哲学することも、現実に向き合って次のアクションを考えることもある。ただ、歩くという単純運動と精神活動が心地よいのだ。家だと雑多なものが目に入り、落ち着くようで落ち着かない。だから、自分の根源である自然と誰かの建物や車を目に入れるのは責任がない。だから、とても楽。明日もこれからもこの習慣は続くだろう。

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