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「フリーランスライター」が「広報」になるには?【広報講座①基礎編】

今回の登壇者は「ふたり広報」のあいさん!

あいさんは、私がMarbleに興味を持った大きな理由の1つ。
「書く」仕事の先に「広報」という世界があると教えてくださった存在です!

自分の「書く目的」や「発信する目的」は、「自分や誰かの想いを、ほかの誰かに届けること」。「広報」の世界に初めてふれたとき、そんな自分の価値観と通じるものを感じ、強く興味を抱いたのでした。

広報の仕事の「全体像」

まずは「広報ってどんな仕事なん?」を把握することが第一歩!

【広報とは】
組織や個人が、目的達成や課題解決のために、多様なステークホルダーとの双方向コミュニケーションによって、社会的に望ましい関係を構築・維持する「経営機能」である。

日本広報学会

実はこの定義もつい数か月前に更新されたらしい👀
更新された内容の1つは、広報が「経営機能」だと定義されたこと。
それはこのあとの話を聞けば聞くほど、その通り!と言わざるを得ないというか、広報ってほんと経営者に近い視座で成果と向き合う仕事だ…。学んでいきたい…!

【広報のステークホルダー~誰に対して"広報活動"をするのか~】
・カスタマー 「サービス広報」
 ゴール⇒顧客獲得、既存顧客のファン化

・社会 「コーポレート広報」「採用広報」
 ゴール⇒信頼獲得、採用

・企業・クライアント・投資家 「サービス広報」「IR」
 ゴール⇒営業、ブランディング

・メディア 「メディアリレーションズ」
 ゴール⇒メディア露出

・社員・従業員 「社内広報(インターナル広報)」
 ゴール⇒モチベーションアップ、ビジョン・カルチャーの浸透

広報は、企業の内部にも外部にも広く深くコミュニケーションを取っていく。
「〇〇広報」ってよく聞くけど、こんな感じで整理できるようだ👆

【広報の目的とは “リード元の最大化”】
(企業と顧客が出会う場所・入口)
広報/PR

コンテンツ・広告・LP

ウェビナー・CRM

架電・メール

商談
(深層)

広報の実務

【社内向け】
・広報戦略策定
・社内報作成
・メルマガ配信
・社内インタビュー作成
・情報収集
 など

【社外向け】
・ブランディング策定
・企業サイトの運用
・記事ライティング
・SNS運用
・メルマガ配信
・会社案内作成
・採用広報
 など

【メディア向け】
・広報戦略策定
・プレスリリース配信
・メディアリスト作成

 ⇒情報発信を効果的に行うために、メディアの連絡先や情報を一覧化すること
・メディアクリッピング
 ⇒広報戦略を練るために、メディアの情報を収集・整理すること
・メディアキャラバン
 ⇒メディアとの関係を強化するために、自社の製品やサービス情報を持ってメディアを直接訪問すること

広報って、ほんと全方位的な視点が必要な仕事だなぁと思う👀
知れば知るほど、「フリーランス広報」という存在へのリスペクトが止まらない…!経営の中枢に近い視座でのサポートを、しかも複数の企業さん相手に実施しているなんて、すごいなぁ…!

▼参考にした記事

今からできること

広報の需要が高まっており、フリーランスにも広報として活躍するチャンスはありそうだと知れたものの、えいやー!で飛び込める世界ではないのかもしれない、とも感じた講義でした。とにかく実践が足りてなさすぎる!実践を積みたい!とウズウズしています。

とはいえ、ライター、取材の経験が広報の実践に活かせるのは間違いなさそう。「良いインプットを続け、ビジネスへの理解と視点を吸収する」「それをアウトプットする」ということは今からできると思った!

X(Twitter)で「#ひとり広報」と検索するのもあり。
タイムラインを広報情報で埋める。

フリーランスライターができることとは?

あいさんに1つだけ質問をさせて頂きました😊

Q. 広報未経験のフリーランスライターが、広報の仕事を取るために実績をPRするには、どんなアイデアがあるでしょうか?取材記事をnoteに執筆する、などでしょうか?

A. 取材記事は、もちろんPR材料になる。

そのうえで、ポートフォリオに
「この記事はこんなことを考えて書きました」
「こういう課題を解決のためにこういう工夫をしました」
「この会社にどういうポジティブなインパクトを与えられるかを考えました」
という、「広報の視点」を持って書いていると伝わる一言が添えられているとベスト👍

あいさん、ありがとうございました!

このお話を聞いて、何名かお知り合いの方の顔が頭に思い浮かびました。広報視点で取材・インタビューをさせていただき、その方の活動・ビジネス・ビジョンを届ける実践をしてみようと思いました。

そしてあいさんの最後の言葉が、すごく刺さりました。

広報は、手を伸ばし続ける仕事。

起業のビジョンに寄り添い、社内外と深くコミュニケーションを取ること。
そして成果と向き合うこと。
広報って、企業の歩みに必要な存在だなと思った。

今いる場所から手を伸ばし続けたいと思う。
「書く仕事」の先に進みたいと決めたのだから。

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