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朝ふりかえる、ささやかな暮らし

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(なるべく)朝起きてすぐに(できるだけ)ぽんっと書くおきらくnote。子育てに関する内容が多めです。
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小林聡美さんのエッセイと俵万智さんの歌集を読んでしあわせ

小林聡美さんの書籍『わたしの、本のある日々』で、俳句に関するエッセイを読んだ。 40代後半から俳句を習い始めたという小林聡美さん。彼女は仲間と定期的に句をつくりながら楽しく“恥をさらし合っている”そうだ。(彼女がふいに出す、謙遜とも自虐ともいえる言い回しには親近感が湧く) 彼女はもともと「俳句は年配の方が楽しむもの」と思っていたらしい。「その年齢に達すれば感性が研ぎ澄まされ、同じ自然を眺めていても今の自分には感じとれない何かが感じとれるようになるのだろう」と。 しかし始

わが家のBGMを紹介します。

わが家では基本的にずっとBGMが流れている。 なんとなくテーマがあって、朝時間の音楽、朝ごはんの音楽、晩ごはんの音楽、寝る前の音楽など、すでに定番になっている曲も多い。たとえば夜寝る前にかける曲は、聴くと眠たくなってくる。子どもたちも寝るモードに入っていく。 かつては家でBGMを流していることをあまりおかしいと思っていなかったのだけど、わが家を訪れる人が(大人も子どもも)「あ、音楽流れてる」「どこで鳴ってるの?」「なんで音楽流れてるん?」とたびたび発言しているので、どう

パパ友と公園に行って盛大に失敗したときの話。

ぼくはつい、SNSで子育てのポジティブな部分ばかり発信してしまう。それはもちろん見る人にネガティブな感情が伝播しないようにしたいという自分なりの配慮でもあるし、恥ずかしい部分を見せたくないというちっぽけな自尊心でもあるし、できれば「素敵ですね」と思われたいという傲慢な承認欲求のあらわれでもある。 とはいえ、子育てにおいて苦手なことや苦痛に感じることは当然あり、最近毎日のように子どもとかかわりのある日記を発信していると、これは苦手なことだし感情が動かないから発信できないなぁと

家族と仕事と自分満足のバランスを取るための朝のルーティンVer1.0

朝のルーティンを大事にしたい。 副業ライター時代から、朝時間の濃密さを保つことが自分を救ってきた。 フリーランスになり、時間の使い方の自由度が増し、夜型になったときもあったけど、朝時間を充実させることが仕事・家庭・自分のメンタルの充実に直結すると改めて実感した。 今日は目標宣言の意味も込めて朝のルーティンを書きたい。 毎日こんな完璧にこなせているわけではありませんが、こんなふうに毎日を過ごしたい!!やります!!という気持ちで書いていますので、気楽に見てやってください。

意味なく新しいノートを買った。旅するような気持ちで。

久しぶりに烏丸通りを御池から四条通まで歩く。 遅刻しているにもかかわらず、ゆるい作業会であることにかまけて少しだけ寄り道。 ふらっと新風館に立ち寄り、トラベラーズファクトリーという雑貨屋さんの“トラベラーズ”という文字に吸い込まれて店内へ入ってしまった。 まるで駄菓子を選ぶような気持ちでふとパスポートサイズのノート売り場をじっと眺める。 ただただ思いつきで、ただただ気の向くままに、クラフト紙の無地ノートを手に取り購入した。 意味なく新しいノートを買いたくなるとき。

少年漫画の主人公のような息子に感心せずにはいられない。

息子と一緒に、バレーボール漫画『ハイキュー!』のアニメをシーズン1から少しずつ見ている。 保育園で毎日のように行われていたドッヂボールにドハマりした流れで『ハイキュー!』を見始めたこともあってか、現在彼は気づけば「ひとりバレーボール大会」を開催するほどの熱心さで修行に励んでいる。そのストイックさたるやまさに少年漫画の主人公のごとし。食事や入浴などおかまいなしだ。かっこいいぜ。 そんな彼は妻の実家を訪れた際、何も置かれていない広い和室で新たなトレーニング法を編み出した。

休憩ついでにふらっと15分くらいでnoteを書いてみたい。

ライターとして書いたものにお金をいただくようになるよりもずっと前から、発信する文章をしつこく推敲する癖がついていた。 推敲と表現すればかっこいいかもしれないが、人からどう思われるだろう、とか、できるだけまともな人間だと思われたい、とか、そんなどうでもいい心配ごとからくる恥じらいやためらいからくる防衛本能というほうが、自分にとってはしっくりくる。 とはいえ、書くことが嫌いかというとそうではなく、むしろ書くことに救われた人間といってもいい。どうしようもなく現状に対して閉塞感を

Duolingoが娘を相棒にしてくれた。

Duolingoをついにやりきったので、今日は興奮気味にそのことを書きたい。 言語学習アプリ「Duolingo」。 ぼくは昨年から娘と一緒にDuolingoをやっていて、昨日ついにダイアモンドリーグのトーナメントに勝ち残った。やったー! 簡単に説明すると、Duolingoユーザーと学習の進捗を競い合い、長い間上位で勝ち残り続けた、という感じだ。 娘と一緒にやっている、といってもアカウントは別々。お互いに進捗を競い合いながら、同じタイミングで入賞を果たすことに成功した。

父と息子の旅日記~1000年生きる巨木と伝説の剣の巻~

愛知県にある熱田神宮に参拝した。 1900年以上前に創建されたとされる神宮で、周辺を囲む森には樹齢1000年を超える楠の木もあった。フリーレンくらい長く生きてる木だよ、と息子に説明した。やば。と息子は目をまるくしていた。 樹齢の長い巨木が、ぼくは好きだ。 これはもうなんだかよくわからないけれど、たとえば少年が電車や新幹線を見たときに「おおおお!!」と興奮するのにも似た本能的な嗜好だと思う。 とにかく大きくて、幹が豪快にうねっていて。太い枝から細い木が新しく生えていたり立

8歳と5歳、子どもたちの旅行の準備がおもしろかった。

今日は1泊2日の家族旅行に来ている。 ぼくは旅行の荷物を極力減らして必要最低限の荷物で出かけたいタイプなのだけど、子どもたちが一生懸命荷づくりする姿を見ていてとても微笑ましくなったので、書き残しておきたい。 まず娘は、さすが女の子というべきか、しっかりしている。ポケットティッシュやハンドタオルはもちろんのこと、折りたたみのコーム(くし)、お風呂用のヘアゴム、タブレットや「旅行ノート」なる"旅の日記帳"のようなものまで、用意周到とはまさにこのこと!いやぁまいりましたねこれは

このアイス、好きなんだよね。

娘の習いごとに付き添ったときのできごと。 「春の短期集中レッスン」として、娘は体操教室に3日間参加した。跳び箱や逆上がり、側転など、今はまだうまくできない技ができるようになりたいようで、彼女は熱心に取り組んでいる様子だった。 3日目の教室が終わったあと、がんばったから、と自動販売機でアイスを買うことに。彼女は少し迷ったあと、カラフルなチョコチップが散りばめられた水色のアイスを買った。 「このアイス、好きなんだよね。ここで最初に食べたアイスだし」 車内でアイスを舐めなが

あの日の記憶をなぞって。

きのう、娘と車で20分ほどひたすらYOASOBIを歌いまくっていた。 娘はたしか「アイドル」きっかけでYOASOBIの存在を強く認識しはじめ、少しずつ彼らの曲をさかのぼりながら「これもYOASOBIだったんや!」という発見を楽しんでいる様子。 同じようにYOASOBIをよく聞くお友だちの影響もあってか、最近とくに熱が高まっている。ikuraちゃんの声がかわいくて好きらしい。 思えば娘が3才くらいのころにも、よく「おかあさんといっしょ」の”だいすけお兄さん”と”たくみお姉