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占星術メモ:ホロスコープはあなた自身ではない

今年の2月から、酒井日香先生の占星術講座を受講中です。

酒井先生は日本で最初に西洋占術を広めた門馬寛明師のお弟子さん。

私はおよそ2年くらい、他の講座や書籍などで占星術を勉強してきたのですが、酒井さんの講座では、「え?そんなの初耳!なのに当たってる!」とうことが多々あり、とっーっても興味深いです。

7月は、ハウスについての解説でした。各受講生さんのアセンダント星座と太陽の星座・ハウスをお聞きし、解説してくれるたで具体的なのでとてもわかりやすかったです。

内容盛りだくさんですべてが貴重な情報だったのですが、まず、「至極納得!」となったのが、「ホロスコープはあなた自身ではない」ということ。このことを念を押されました。

例えば、お客さんのホロスコープを見て、ああこれはすっごくやばい!ひどい……みたいなホロスコープがあったとして、それがその人自身であったら、もうどうしようもないし何もできないということになってしまいますよね?と。だから、「ホロスコープがその人自身ということはあり得ない」と。それから、その人自身の資質を表すものでもないと。

では、ホロスコープは何を表すのかというと、その人の人生で「起こりやすい・経験しやすい出来事・状況・環境」とのことです。もちろん、ハウスも含め。

ハウスについてはよく、「出来事が起こる舞台や分野を表す」と言われてはいます。とはいえ、この辺が巷の占星術は、大変あいまいだな、と思います。

例えば、10ハウスなら、職業や目指すもの使命、などと言われています。市販本にも、「目標」「使命」などと書かれているのが普通です。でも、職業や目標って、どちらかとその人自身の意思をイメージするものですね。私もなんとなく、「使命や目標、仕事に対する意識」というような読み方をしていました。

あとは、たとえば対人関係を表す7ハウスに太陽があれば、結婚願望がある、対人関係に興味があるというったように読んでしまっていました。でも、そうではないんですね。惑星がその人自身の意思を表すかのような読み方をしていたのですが、それは間違いなのでした。

7ハウスの太陽なら、結婚・対人関係について経験する(または考える)ことが多くなる環境にある」ということなのでしょう。

また、「太陽があるハウスは”徳を積む”場所や事柄とも言える」ともおっしゃっていて、これも「なるほど」と思いました。

純粋に人生でいるべき環境を表す太陽の配置もあるとは思うのですが、今回の講座で受講生さんのお話を聞いていても、これまでいろいろな人のホロスコープを見たり、いろいろな講座を受講したりしていた経験からも、惑星(特に太陽)が入っているハウスは、「悩みポイント」だよなあとうケースも多いのです。例えば私ならば、2ハウスに太陽がありますが結構長い間お金のやりくりや何で収入を得るかということに苦労していました。収入(基本働きたくない人間なので)と支出(金星水星も2ハウス)のバランスを取るのが大変下手くそなのです。太陽は人生目標なので太陽のハウスのこをとやっていればうまくいく、みたいな記述も多いですが、いやいやそんなに単純じゃないよ思えるケースもあります。

でも太陽の場所を「徳を積む場所」と考えると非常にしっくりきます。人生のテーマとして生き生きと活動している人も、苦労して悩みながらコツコツ生きている人も、どちらも徳を積むことには代わりがないからです。すごい納得。

「ホロスコープはその人自身ではない」という間違いに気がついたら、今まで難解に思えていたホロスコープが、附に落ちたのでした。



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