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専業主婦は地域共同体の最後の砦

自由な移動や引っ越しが可能になった現代では江戸期に存在した地域共同体を再生するのは不可能であり、共同体が内包している、当時から現在に至るまで解決されることがなかった問題を緩和する、そのイメージすら浮かんでこないというのが私の思考力の限界ではありますが、専業主婦が地域共同体の最後の砦であるという霊感と、ここが完全に破壊されれば、人々は孤立化し、どの市町村もスラム化し、室内で孤独死するどころか、道端に死体が落ちている…という状況を辿るのではないかと危機感が募り、久しぶりにnoteを書いてみることにしました。


率直に申し上げると、私は現在の専業主婦が嫌いです。自分自身は俗にDINKSと呼ばれる存在で、土木の施工管理者として日夜働いています。ご存知の通り、建築業界はどの業種も人手不足でありまして、七十代まで現役と呼ばれながら働き、呆けた頭で下請けのミスに気付かないまま、薬剤を川に流出させたり、環境汚染を引き起こすのではないか…という恐怖に怯えながら暮らしている小市民でございます。

だからこそ、私が資料作りだ出張だなんだとかまけている間に、一体誰が居住区の治安や衛生を守ってくださっているのか…?ということにも気が回るわけです。ゴミステーション&道路の衛生、学童の安全な登下校を仕切っているのはおそらく自治会や学校のPTAであり、その主戦力は老人や専業主婦の方々なのではないですか?ということをイマジネーションするわけです。

自治会、子供会の活動に従事している主婦の方々であれば、地域住民の人間関係にも明るく、震災が起きれば、地域の行方不明者の存在を把握できたり、食料配布など行政の人間を手伝う事も出来るのではないですか。震災時はとくに行政の職員だけで対応するのは不可能です。

先に現在の専業主婦が嫌いだと述べた理由は、責任を持って上記した内容に取り組んでいるということを、プライドを持って主張して欲しいからです。日本列島は市場だけで回っているわけではありません。市場の前に社会が存在します。子供でもわかる当たり前の事柄ですよね。同時に、専業主婦は年金にタダ乗りしていると恨み辛みを吐き散らかしている方々も自身の首を絞めているのではないか危惧しています。

次回は専業主婦という存在が消失し、充実した福祉とやらが必要不可欠になり、その国家権力が暴走を始める…ということを書いてみたいと思いますが、このへんは私より遥かに知性が高いアナキスト達が既に問題点を連ねているでしょうね。


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