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基礎体温の怪

基礎体温信奉

妊活を始めた方なら一度は聞いたことがあると思います。

「基礎体温をつけてください」
「高温期」
「低温期」

私は遠くにあるティッシュを足の指を使ってとるほどのぐうたら人間+ムダにせっかちなため、目が覚めたらまず起き上がりたく、「目覚めてすぐ検温」習慣が続きませんでした。

ほかにも「習慣化」できなかった理由があります。
こちらの方が大きいかも。それは

いまいち測る意味がわからない

そう。排卵するときはするし、しないときはしないし、生理来るときはくるし、来ないときは来ない。体温が周期通りに上下すれば、排卵も順調ということですが、それがどれだけ正確で、利点があるのか、理解できなかったんです。


私の疑いをよそに、周囲の女子もお医者さんも二言目には「基礎体温」「基礎体温」。。。。ひねくれものでもあるため、更に私は基礎体温習慣を避けていました。

「検温」始めました

そんな私でしたが、本格的に妊活を始め、徐々に考え方が変わりました。要は、基礎体温は女性の身体の状態を知る上での「一つの重要な参考値」なんです。

なにもかもわかるわけではないけど、何かの参考になることもある。

この態度で臨むことにしました。

かつ、もう何度も顔を合わせ、親身に相談に乗ってくれている先生に「体温はあがりましたか?」と聞かれ、「面倒くさくて測っていません」とは口が裂けても言えません。自分の体調を知るためにも、検温始めました。

基礎体温は脇で測らない!!??

子供のころ、体温といったら脇で測るものでした。皆さん同じかと。その方法で当然のように図っていたのですが、あまりにも体温の幅があるんです。下手すると1度以上です。ある日は34度7分。別の日は35度8分。しかも日替わりみたいな。。。グラフはきれいに連続Wを記録中。

本当に意味があるんかい?と思いながらも続け、ある日漢方の先生に体温グラフを見せると、先生気づきました。

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先生「脇の下で測ってます?」
私 「はい」
先生「。。。。。。。」
先生「たまーーーーに、そういう方いらっしゃいますね(営業スマイル)」
先生「基礎体温は実測値を測る口腔用の体温計でお願いします」
私 「実測値?口腔用?(共に初耳)」
先生「アマゾンとか楽天、薬局でも売ってますよ」

正しい測り方

さてアラフォーにして新たに学んだ「基礎体温の測り方」は以下です。

「実測値を測る口腔用体温計を使用」
「口の中(舌の下)で測る。ピピっ!となっても数分そのまま」
「毎日定時に測る」
「目覚めて動き出す前に測る」


突き詰めると、下の2つはスーパー規則正しい生活をしている人しかできない難行です。

周りに聞いてみると、しっかり者の友人は毎朝絶対に起きない時間(4時とか?)に目覚ましで起き、検温してまた寝る。他の人は1時間くらい猶予を持って起きる前に測り、時々時間がずれても誤差の範囲とする。

方法は人それぞれ。
私は後者を採用し、正しい検温方法で再スタートしました。

ちなみに体温計はどこにでも売っているはずが、コロナだからか薬局はどこも在庫切れ。アマゾンで1000円ほどで購入しました。

「高温期」と「低温期」

女性の身体は基本このサイクルを繰り返しています。

「低温期 約14日」 月経開始~排卵するぞ~
「高温期 
約14日」 排卵してるぞ~月経始まるぞ~
      「低温期 
約14日」 月経開始~排卵するぞ~       

低温期と高温期の差は0.3~0.5度。「低→高→低」のシーズン移行は約3日。
低温期から高温期になるタイミングが最も妊娠の可能性が高い時期で(排卵するから)、タイミング法では性交を推奨される時期です。

シーズン移行の体温の上がり方や下がり方(びゅん!と上がるか、徐々にか、上がらないのかなど)を見て身体の状態を判断したり、「高温期に入れば排卵」と一つの目安になります。

ちなみにこちらは私の体温グラフ。脇で測っていた時期のグラフは欄外で、まだ参考になるほどのデータはとれていません。。

体温グラフ


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