美容師としての生きかた
今日髪を切ってもらいに行った。
とても好きな友達に、素敵なヘアサロンを紹介してもらって、そこで出会った美容師さんがすごくて。
かわいくて(女性専門とwebでは書かれている)。
腕がたしかで(実は私が気に入る髪型を作ってくれる初めてのひと)。
ヘッドスパやマッサージがうまくて(寝た)。
髪の扱いを教えるのがとてもうまくて(めんどくさがりな私でも再現可)。
まとめると、年下の可愛い美容師さんなんだが、美容師のお仕事の楽しみは、「目の前にくるお客さんの正解を探す」ことなのだという。
お客さんによって髪質や骨格が違うし、同じお客さんでもそのときで要望やメニューが違う。
トレンドは、美容師さんから見ても目まぐるしく変わる。カラーの薬剤もどんどん新しくなるから勉強しなくちゃいけないそう。
そのすべてを考慮しながら、毎日正解をたたきだすことが面白いのだそうだ。
きっと与えられた材料や条件や要望をもとに、自分の中のセンスと腕を照らし合わせながら、美をつくる、ということを毎日繰り返しやっている、生粋の職人なのだろう。
「美容師の仕事は空気を読むことなのですよ」
と彼女は語る。
髪に関する技術だけでなく、会話のテンポやサービスにも気を配る彼女は、そういう意味で語っているのだろう。
けれども美容師の仕事はほんとうに、時代の空気も読み、毛の流れを読み、お客さんの思いを読み、自分の腕も読む、生粋の読み手なのだろうなと実感したのである。
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