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毎週note2020-2「電車に乗ることに落ち着かない自分がいる」

通勤が電車から車に変わったからか、電車に乗ることに落ち着かない自分がいる。何をして過ごそうか、とじっと前を見つめ続けてしまい、目の前に座っている人と目線が合い、サッとスマホに目をうつす。

電車で仕事に行っていた時は自分の部屋のように読書をしたりPC作業をしたりSNSを更新したりと居心地良く過ごしていたが、いまはソワソワとした気持ちになり結局目を瞑り目的地まで寝てしまうことが多い。「次は北新地、北新地」、駅員のアナウンスのおかげで、かろうじて目を覚まし電車から出る。

今日は友人とメシに行った。電車通勤だった頃は隔日ペースで外食に行っていたが、車通勤に変わってから月に数回に減った。だからこそ、本当に会いたい人と行くようになった。

彼女は介護職、お金が稼ぎたいんやと言っていた。そして介護領域でこんな方法で稼ぎ、その先の未来を語ってくれた。未来があるからこそ「稼ぎたい」という動機は良いと思う。こんな社会になってほしい、こんな思いがあってという内発的動機はもちろん大切だがビジョンのある外発的動機ももっともな理由だ。是非とも頑張ってほしい。

オフィスに置きっ放しの車を取りに電車に乗り込む。行きと同じようにウトウトとし始めたら「世古口さん!」と声を掛けられ見上げるとMさんが。そういや実家が大住だったなあ。そこから大住駅まで近況報告をし合う。行きよりも帰りの方が時間が経つのが早い、のは気のせいなのか、それとも事実なのだろうか。1つ言えることは、誰かと喋ることは楽しいということ。Mさんが隣に来てからぼくは落ち着きを取り戻していた。無意識のうちに他者を求めているのだ、僕たちは。

福祉の線引きを薄めるために、福祉の中で遊んでいます。特に障害をお持ちの方と一緒に。みなさまのサポートはそれらの遊びに活用します。