【ロンドン発】2024年週刊ジャーナル(4月1日~4月7日):今週もいろいろありました&いろいろ聞きました。
4月1日:音楽メディア『Belong』にて、Mount Kimbie(マウント・キンビー)、ドミニクとカイのインタビュー通訳を担当しました。4作目となるスタジオ・アルバム『The Sunset Violent』、素晴らしいです。
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BBC Radio Londonでの「ブーメラン・キッズ」のインタビュー。ジャーナリストのエマ・ロフハーゲンは、パンデミック後、実家からようやく巣立ち、ロンドンで20代のエキサイティングな新生活を始めた。しかし、1年後、彼女は北ロンドンの実家に戻ってきた。フラットメイトと仲たがいしたわけでもなく、気まずいルームメイトとの三角関係もなかった。原因ははるかに単純だったが、より克服不可能に感じられた。単に家賃が払えなかったのだ。
エマはイブニング・スタンダード紙に勤めるジャーナリスト。彼女はロンドンで20代を過ごせることは素晴らしく、大好きな町だとしながらも、上がり続ける家賃には未来が見えないと語る。自分はロンドンに実家があるので、仕事を辞めずにすんだし、浮いたお金は貯蓄に回せる。しかし、帰る実家が近くにない人たちはロンドン自体をあきらめなくてはならない。不安定な未来にどう対処すべきなのか、答えはまだ出ていない。
「ブーメラン・キッズ」に関しては、もう周りが皆そんな感じなので驚かないが、やはり自分のこととなってくると、また事情が変わってくるかもしれない。ウチの近所は割と大きめのファミリー・ハウスが多く、子供を育てるには最高の環境なのだが、一旦大学や就職で子供が家を出ると、夫婦二人で住むには大きすぎるため、ダウンサイズするのが理想とされていた。私自身もウチのようなファミリー・ハウスは若い世代の小さな子供を持つファミリーに引き継がれていくべきだと考える。しかし、上記の理由で、子供が戻ってくるのだ。実家から通い、貯めたお金を頭金として、自らプロパティー・ラダーを登っていく、というのがプランだとしても、一体いくら貯めればロンドンに不動産を持ち、レジャーやホリデーなども楽しめるようになるのだろうか。10年ほど前に、我々世代が、自分の親が当たり前にしてくれたこと(ロンドン市内に戸建てを購入し、子供を私立に通わせる)を自分の子供に与えるのが困難になっている、というミドルクラス症候群という現象がニュースに上がっていたが、今の若者たちにとってはその上を行く困難さかもしれない。
4月2日:朝からZoomにてインタビュー取材。哲学の話とか聞けました。
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次男の新しいラグビー・シューズが届いたが...、なんで白!?
自分で洗うと宣言し、さっそくブーツバディー(スポーツ靴用のブラシ)を注文していました。私は絶対せんから!
4月3日:友人夫婦二組を招いて自宅ディナー。ゲストの一組はユダヤ人で豚とシーフードは食べず、その嫁の方はさらに肉を食べないペスカタリアン。もう一組は食べ物の規制はないが、これまた嫁の方が大のシーフード嫌い。ということで、スターターとサラダは完全ヴィーガンにして、メインコースだけ魚料理と肉料理を用意。プレドリンクで談笑中、この嫁二人が両方ともサバ嫌いだということが判明。私は恐らく魚ではサバが一番好みなので、なんで~!?となったが、「まさかマミ、今日サバとかじゃないよね...?」と恐る恐る訊くゲスト。大丈夫今日はサーモンよ!しかもテリヤキ!で私もゲストもほっと安心。ちなみに肉の方はビーフでした。
一組の夫婦は南アフリカにヴィンヤードをパートナーシップで所有しているので、ワインには多少の蘊蓄があり、いつも美味しいワインを選んでくれる。
4月4日:今夜は、サンダーキャット@KOKO。友人と待ち合わせで初めてKOKO Cafeに来たのだが、こことてもいい感じ。
友人はとある大手レコードレーベルに勤めているのだけど、辞める同僚がいたので、今日はオフィスで送別会だったと。その同僚は、今の大手を辞めて、もっと小さいレーベルに行くのだそうで、でもそれだったらお給料の面とかどうなるの?と訊いたら、今と同じ条件下での移動らしい。その同僚はブログやPRなどもやっていて、かなり仕事ができるため、とても良いパッケージをオファーされたそう。小さいながらも気になっていたレーベルなので、今後の動向をチェックしていきたい。
で、サンダーキャット。
ライブの様子はインスタ(↓)で。
ライブはすごく良かったの。いやマジで素晴らしくて感動したの。でもね、後にKOKOのインスタ見たら(↓)、なんと翌日(5日)のゲストはデーモンだった...(泣)。とにかくコラボの多い彼だから、少し期待はしたのよ。ケヴィン・パーカー来ないかなぁ、とかね。
ああ、デーモンと4曲もやってる。マジかよ~(泣)。
4月5日:ヨークシャーに来ています。
4月6日:現在取り組んでいるコラムのリサーチのため、義理の実家から車で10分ほどのDewsbury へ。
左はデュースベリー生まれのプロラグビー選手、リー・アンドリュー・ギルモア。右はモリ―・ブレークリーで手にしているのは繊維鋏。この辺りは、不要となったぼろ布を粉砕し、糸に撚り戻すミルが数多く存在していた。「リッパー」と呼ばれる女性たちは、異なる素材を見分けて分類し、ボタン、ジッパー、裏地、タグなどを繊維鋏引き裂くのが仕事だった。
夜はイタリアンへ。
4月7日:マンU vs リバプールの試合、TVで観てたんだけど、マンUの選手たち、スローンローゼズとアディダスのコラボジャケットで入場してきた。
自分では絶対着ないけど、欲しい。
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今週の1曲:Gorillaz - Cracker Island ft. Thundercat
だって...だって...観れなかったんだもの(泣)。
(今週終わり)
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