見出し画像

【ロンドン発】2024年週刊ジャーナル(8月5日~8月11日):今週もいろいろありました&いろいろ聞きました。


8月5日:グレアム今日はラジオ出演で大忙し。

BBC Radio2 ジョー・ワイリーのインタビューで『To The End』に関して、グレアムはこう語った。「プレミアで見返したけど、おおっ!って感じだった。ちょっと変な感じがしたけど、良かった。実は自宅でいくつか編集したものを観たんだけど、良く出来てると思った。でも他の人は、(映画が)長すぎ、とか、感傷的になり過ぎ、とか、思うかもと考えてた。でも、素晴らしい映画だと思う。特にトビー・L(監督)に椅子に座らされて、逃れられないような質問をされたときに、興味深いことをたくさん語っていると思う。本当に簡単な質問もあったし、複雑な感情をナビゲートするような本当に難しい質問もあった。 僕らはとても長い付き合いになるけど、今はすべていい感じになっている。前よりも少し歳を取って、すべてが生死の問題ではなくなってきているからね。僕たちは前よりも受け入れられるようになったし、感謝の気持ちも持てるようになったからじゃないかな」。


私もラッキーなことに、プレミアに招待していただきました。メンバーも来ていました。


6music のスティーヴ・ラマクのインタビュー(↓)。

余談だが、私の指定された席は、ラマクの隣だった(笑)。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


「ピーク・ディストリクトのランドマーク的存在である橋から、保護キャンペーンにもかかわらず、何千ものラブロックが撤去されようとしている。危険で目障りなものなのか、それとも南京錠だらけの橋は保存する価値のある記念碑なのか?」というBBCのニュース。

ジェイミー・アレンは、絵のように美しい町ベイクウェルにあるウィアー橋にラブロックを取り付けたとき、自分の命が長くないことを知っていた。ジェイミーとサラは、それまでが8年間連れ添っていたが、ジェイミーは、2023年7月にすい臓がんと診断された。二人は結婚したが、彼はその3ヵ月後の9月27日に52歳で亡くなった。サラは現在、2週間ごとに橋を訪れており、結婚記念日には彼の親族数人と訪れる予定だった。
しかしダービーシャー州議会は、橋のメンテナンスのために南京錠をすべて撤去し、今後ロックが取り付けられないように手すりを変更することを発表。この決定はサラを悲しませた。サラによれば、橋を訪れると”平穏”が訪れるという。「彼は私の人生で最愛の人でした」。このラブロックは、二人の愛が "永遠にロックされる"ことを象徴しているとサラは言う。
サラと同じようなエピソードを持つ人は、何百、何千人といる。この歩道橋がワイ川に架けられたのは約25年前、2012年に初めて南京錠がつけられた。そして、マイク・ホールが妻のキャロルとそこにラブロックを取り付けたのは2014年のことだった。その時点で結婚して32年経っていたが、マイクは「幼なじみとして初めて出会ったときと同じように、愛し合っていた」と言う。年月が経つにつれ、ラブロックの世界的な流行が広まり、橋に何千もの他の錠前が取り付けられ、彼らは自分たちの南京錠が見つけられなくなってしまった。やがて橋の手すりはぎゅうぎゅう詰めになり、新しいロックは既存のロックに固定することでしか取り付けられなくなった。マイクは橋の上を歩くたびに自分たちのものを見つけようとしていた。そしてキャロルは2020年9月28日にガンで亡くなった。キャロルが亡くなってから初めて、そして2人が初めて鍵をつけてから7年後の39回目の結婚記念日に、マイクは1,000マイルのウォーキングを完歩。橋の上で涙を流しながら、「見つけたよ」と叫んだ。「それを聞いた通りがかり若者たちが立ち止まって、慰めてくれました」。マイクにとって、この橋は単なる橋ではない。「幸せな時間やその他多くの特別な出来事の生きた記念です。この記念碑を保存することはとても重要なのです」と彼は言う。マイクはロックが撤去されることを強く懸念しており、記念碑を別の場所に移動するよう議会に要請する手紙を書いた。「橋は人々を結びつけるものであって、分断するものではありません。私たちは、協議会や住民と協力して、すべての人、特にロックや橋、そしてベイクウェルとエモーショナルなつながりを持つすべての人に合う場所を見つけたいだけなのです」。
ベイクウェルのラブ・ロックを守ろうというキャンペーン・グループ(「Save the Love Locks at Bakewell」)が議会に要請しているが、良い回答は得られていない。「私たちは過去に、ラブロックにふさわしい周辺の土地への移動に関して、他の団体に別の可能性について話をしたことがあります」。キャンペーン・グループは、なぜ橋を整備した後にロックを橋に戻せないのかと疑問を呈している。
キュピット氏は以前、橋からロックを失くすことで「公共の安全が向上する」と主張した。「過去に苦情がありましたし、切り傷や擦り傷の心配をしている人もいました」。
公共の安全だけでなく、大量の南京錠はアクセスのしやすさにも懸念を呼んでいる。混雑すると、車椅子での横断が難しくなるからだ。「多くの人が立ち止まってすべての錠前を見ているだけで、誰も後ろを見ていません。私の車椅子は急ブレーキはかけられないので、何度もヒヤリとした経験があります」と電動車いすユーザーであるクレア・ウィルソン氏は言う。その上、彼女は鍵の見た目が最悪だと考えている。「醜いし、目障りです。ここはベイクウェルであって、パリではありません」。
ラブロックを見るのが好きな人もいれば、嫌いな人もいる。延長されていたラブロックの撤去が決まったとき、一部の人々は喜んだ。ポール・ウィルソンは、「素晴らしい。何年も目障りだったから。廃品は全て回収してしまおう」と、評議会のフェイスブックに投稿した。「再発を防ぐために、毎週ボルトカッターを持って巡回することを望みます」という投稿もあった。
しかし、ベイクウェルの町議会議員、ポール・モーガンズ氏は、ラブロックに関して賛否両論あることを認めつつも、これが地元経済に貢献していると信じている。「目障りだと言う人もいますが、多くの町がこのようなものを作って観光客を呼び込むためなら、普通だと思います」と彼は言う。ロックを橋に設置した人々はそれを見に何度も訪れるからだ。「あの橋にはたくさんの思いが込められています」と彼は言う。「幼くして子供を亡くした人のメッセージもあれば、死産した子供のメッセージもあります」。議会は9月16日までに鍵を外すよう呼びかけている。
「ベイクウェルのラブロックを守ろう!」キャンペーンの創設者であるリチャード・ヤングは、あきらめていないと言う。議会がラブ・ロックの撤去と溶融処理の日程を発表して以来、彼のフェイスブックページには投稿が殺到している。「これらの投稿のいくつかを読むと、私でさえこの感情を過小評価していたことに気付きます」と彼は言う。リチャードは、ベイクウェルでラブロックを移動できる別の場所を特定したと考えており、この件について議会に話しているという。「私の希望は、議会がベークウェルでラブロックの伝統を継続することです」。

BBC『Should landmark love lock bridge be preserved?』

今や世界中どこにでもあるラブロック。私は正直、景観を乱すのであまり賛成ではなかった。所詮観光客カップルがSNSとかのためにやってるんだろうと思っていたから。恐らく大半はそんな感じだろう。でも、この記事にあるように、中には大切な思い出の象徴としてのロックもあるのだな、と初めて知った。しかし、やはり安全性を考えると、撤去は免れないと考える。私もこのベイクウェルにあるウィアー橋に行ったことがあるが、本当に小さな橋で、それでなくてもベイクウェルは可愛い街なので観光客が多く、車いすやベビーカーなどで渡るのは大変かもしれない。別のところに移動させるというのがベストだと思うが、思い出は胸の中に大切にとどめておくのが良いのではないかと思う。

ちなみにこちらはパリのサクレクール寺院のラブロック(↓)。

ここでは、このために南京錠を売っている人がうろうろしている。


元記事はこちら(↓)。


8月6日:次男が約2週間のサンディエゴ訪問から帰ってきました。日焼けしてる~!!親友の別荘があり、そこにお世話になっていたのでした。

サーフィン教室に通ったり、ラグビー(そう!アメフトではなくて、ラグビー)の試合を観にいったり、メジャーリーグを観戦したり、ロンドンでは出来ない体験が出来て本当に楽しかったよう。

ただ...ファーストフードの誘惑と、スーパーサイズのジャンクには贖えず、少し大きくなっていました...ああ、アメリカの洗礼。今日からダイエット開始です...。






8月7日:フランは一体何をしたいんだ?


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

ジェイミー・オリバーやセオ・ランダルらのセレブシェフも学んだ、超有名イタリアン、The River Cafeのオーナー・シェフ、ルース・ロジャーズのポッドキャストにキーラ・ナイトレイとジェームズ・ライトン夫妻が出演。二人がどのようにして出会ったのか、などを話した。

女優とミュージシャンのカップルなんて山ほどいるけど、このカップルには少し驚いたのよね。あと、子育てや食べ物の話などもあって、なかなか面白かった。


8月8日:マンチェスターに帰省中の友人から送られてきたメッセージ。

先日ディナーで夫が友人に「H(長男)が最近リサ・スタンスフィールドを聴いている」と言ったものだから、友人がこれを見つけて、長男にプレゼントしてくれるらしい。「50年後にもし売れたら、その50%は頂くわよ」と(笑)。50年後にその価値は上がっているのだろうか(笑)。


8月9日:お天気が良いのでエンジェルのパブでビール。

DEYAというペイル・エール、飲みやすくて美味しい。
ディナーは、タパスレストランで。
ハズレなし。

店内が狭いのが難だが(タパスを一度にオーダーすると、テーブルに乗りきらない...)、サービスも良いし、美味しいし、また戻ってきたい。



8月10日:昨日、今日で一泊のラグビーキャンプに来ていた次男のお迎えで、Harrow on the Hillへ。

場所がハロウ校のグラウンドだったのだが、やはり伝統的なボーディング・スクールだけあって、その施設は目を見張るばかり。今回キャンプに参加していたのは皆U15なのだが、身長2メートル近くある子もいてびっくり。身体のつくりが違うのよ。中にはウィンザーやカンタベリーなどから来ている子たちもいて、そのコミットメント(主に親の)は計り知れないなあ、と。


8月11日
:パリ・オリンピックの閉会セレモニーは、TVで観ただけだったけど、2012年のロンドンには行ったので、その時の写真を。

ステージに移されたウェストウェイ。分かりますかね。
ハリー・エンフィールドとフィル・ダニエルズも来たの。
すべてスクリーンを写したものですが。


ビルの一つはザ・スペシャルズでした。これが最後になろうとは...RIP。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

今週の1曲:Klaxons - Golden Skans

いやー、凄く好きだったのよね。クラクソンズ。再結成しないかしら。少し調べたら、ジェームスは、2020年3月、SoulwaxのレーベルDeeweeから初のソロ・アルバム『The Performer』をリリースしたり、割とアクティブに活動してる。

(今週終わり)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?