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【ロンドン発】2024年週刊ジャーナル(2月26日~3月3日):今週もいろいろありました&いろいろ聞きました。


2月26日:ロイヤル・ミント(英国王立造幣局)が、故ジョージ・マイケルをモチーフにしたコレクタブル・コインを発表したというニュース。

デヴィッド・ボウイ、エルトン・ジョン、クイーンといったアーティストをフィーチャーしてきた英国王立造幣局のミュージック・レジェンド・シリーズの最新作となるこのコレクタブル・コインには、トレードマークのサングラスをかけたマイケルの顔写真と、彼の曲「Faith」の歌詞が刻印されており、コインの一部には、マイケルのキャリアを通じてよく使われた黒と赤の色があしらわれている。ジョージ・マイケル・エンターテイメントは、王立造幣局からの賛辞に「深く光栄に思う」と述べ、「国家機関がこのような形で彼のメモリーに敬意を表することを、故人は非常に誇りに思い、純粋に感動しただろう」と付け加えた。

BBC:George Michael coin unveiled by the Royal Mint

正直、全然似てないと思うが、このコインは欲しい。


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先週、このブログにも書いた、フォトグラファーズ・ギャラリーのプライベート・ヴューの後、偶然このギブソンショップの前を通ったら、パーティーのような感じで「何の集まりやろか~」と夫と話していたら、これだったのか~。セキュリティーがドアのところに立っていたのでプライベート・パーティーかな?とは思ったんだけど、ジミー・ペイジも。行きたかったなあ。呼ばれてないけど。


2月27日:朝から日本の音楽サイト向けのZoomインタビューでした。リサーチ、インタビュー本番、文字起こしと時間はかかるけど、ミュージシャンにいろいろと話を訊くのは大好き。

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ロンドンのV&A(ビクトリア&アルバート)ミュージアムが、テイラー・スウィフトの公式アドバイザーになってくれるスーパーファンを探しているというニュース。

V&Aが求めているのは、ファン文化や彼女の熱狂的ファンが収集・制作する記念品(グッズ)について専門的な洞察を与えてくれるイギリス人の「スウィフティー」で、特に、手作りのサイン(看板)やフレンドシップ・ブレスレットに隠されたクラフトマンシップに興味があるという。これは、同ミュージアムでコレクションや展示の手助けをしてくれる "スーパー・ファン・アドバイザー"の一人で、スウィフトが今年後半にErasツアーのヨーロッパ公演を開始する前に、誰かを任命したいと考えているとのこと。V&Aにはすでに、ポケモンカード、レゴ、Toby Jug (トービー・ジャグ)、ゴープコアに関するスーパーファン・アドバイザーがおり、今回同時にクロックス、絵文字などに詳しい人も求めている。これは、「特定の文化的ニッチ(活動の場)」を支援する草の根の専門家を起用することで、「膨大な学芸的知識」を強化する試みの一環である、と同館は述べている。同博物館ディレクターのトリストラム・ハント博士は、次のように述べている: 「これらの新しいアドバイザーの役割は、V&Aで提供される、膨大でしばしば意表を突かれるようなクリエイティブな多様性を発見・称えるのに役立つだけでなく、今日の私たちのオーディエンスに関連するデザイン・ストーリーについてより深く理解するのに役立つことでしょう」。興味のあるファンは、V&Aのウェブサイトから応募することができる。採用されると、1セッションにつき一定の報酬が支払われる。

BBC:Taylor Swift: V&A museum seeks super fan to be official adviser

凄いね。なんでも極めれば仕事につながるという訳か。テイラー・スウィフト・マーケットをニッチと呼べるかどうかは別として、他のスーパーファンを見る限り、かなりニッチなマーケットではないかと。このような大きな文化的施設がバックグラウンドについて、専門的な知識を有効利用できるようになるという試みは良いね。


2月28日:Netflix 『ONE DAY』のロケ地。プリムローズ・ヒルはすぐに分かった。すぐ近くに住んでいたので、夏は(当時はボーイフレンドだった)夫とワイン持って、本当にこんな感じで寝転がってダラダラ過ごした。


2月29日:Victoria and Albert Museum で開催されている、『Gabrielle Chanel:Fashion Manifesto』展へ。



99パーセントは女子、しかもその8割は50歳以上と思われるオーディエンス。シャネルのツイードに黒キルトのレザーバッグを下げて、真っ赤な口紅をあしらった(これもシャネルだろうか)、80歳くらいのご婦人を見て、素敵だなと思う。一緒に行った友人も「心なしか、ドレスアップして来ている女性多いね」と。来ている人たちのファッションを見るのも楽しいひとときでした。


3月1日:久しぶりに友人とキャッチアップ。

待ち合わせはクラウチエンドのパブ、FOXで。


ディナーは、ずーっと行きたいと思っていたフレンチビストロで。

エスカルゴ大好き。夜は炭水化物を摂らないようにしているのだけど、今日は特別。バゲットをガーリック・バターソースにたっぷり吸わせていただいた。友人も低糖質ダイエット中と言って、彼女は家からlow carbのパンを持ってきていて、それでエスカルゴを食べていたにもかかわらず、デザートのラムババは完食してましたが!?「すげーダブル・スタンダード!マジ意味ねー!」と突っ込んだけど、ここのラムババは外せん!と真顔で言っていた。

唯一(!?)音楽の話ができる友人。彼女の夫はレコード・レーベルに勤めていて、明日はブリッツに行くそうだ。彼女も元々はレーベル勤めだったのだが、ここ何年かはファッション系、最近、コスメ関係のマーケティングの契約が終了し、今は無職を楽しんでいる。とはいうものの、もうすでに次の仕事のインタビューが立て続けに入っているらしい。「レーベルに戻りなよ!」と強く推してみたが「Nah….!」という感じ。もし私にコネがあったら、レコード・レーベルで働いてみたいなあ。ドミノとかドミノとかドミノとか...、ワープとか...ラフトレとか...やっぱりドミノとか(ホットチップ)。

3月2日:ああブリッツ...。ブラー受賞無し...ああ...。

3月3日:義母の友人と名乗る女性から、いきなりフェイスブックのメッセンジャーでメッセージが来た。

義両親は今年の10月に結婚60周年を迎えるのだが、それにあたり、申し込みをすれば、キング・チャールズとカミラ妃からお祝いのカードが貰えるらしい。ふーんそうなんだ~、という感じだが、やはり義両親はキングからのカードが欲しいだろうか(義母はアイルランド人)?。その場合それを申し込むのは私(義理娘)の役目だろうか(夫は一人っ子)?。


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今週の一曲:Mount Kimbie 「Fishbrain」

良い、良いです。4人体制となったマウント・キンビー。新しくメンバーに加わったアンドレアのエフォートレスな声とドムの抑揚のない声が交互に重なり合い、幽玄な雰囲気を醸し出しています。

(今週終わり)





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