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【ロンドン発】2024年週刊ジャーナル(6月3日~6月9日):今週もいろいろありました&いろいろ聞きました。

6月3日:英高級雑誌『TATLER』のケイト・ミドルトンの新表紙に人々が困惑、というニュース。

ARTnews JAPANに記事が上がってた。

この記事の中で、あらっ!と思ったのは、アコジェ・レジデンシー。調べてみると、「イングランド・ラグビー代表のマロ・イトジェとビジネス・パートナーのハリル・アカーによって企画された非営利のチャリティーで、芸術という形で異なる国同士の交流を生み出し、それぞれの国の芸術産業を高め、彼らの芸術基盤に資金を提供することを目的としている」らしい。マロ・イトジェは、スカラシップでハロウ校へ行って、そのあとロンドンのSOAS(School of Oriental and African Studies)で学んだ学位をとったのよね。

話がそれたが...、確かにロイヤルブルーとドレスとティアラがなかったら、ケイト・ミドルトンとは分からないかも。

しかし、こんなんで困惑してはならない。ナポリの土産屋で見かけた、ハリーとメーガンなんて、そのかけらもないから!(↓)



6月4日:Kurupt FM がブリクストン・アカデミーでやるって!!行きたいなあ。でも音楽がなあ・・・・。やっぱり行くか?

『People Just Do Nothing』も(↓)の映画以来、全然復活しないしなあ。

コンサートって音楽だけなのかな?シットコムなし?ネタなし?誰か行ったことがある人いたら、教えてください。


6月5日:書きました。『LITE・ドミコ・ヘルシンキ・カネコアヤノが出演!音楽の祭典「The Great Escape 2024」で開催されたFRIENDSHIP.のショーケースライブをレポート』。





6月6日:クラウチエンドのBEAMでランチ。サービスにムラが無く、安定の美味しさ。なのだが、開店当時の値段を知っているので、最近やたら高く感じる。

チキンバーガー美味しかったが、+ベーコンで£2増しって、計算おかしくないか?


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夜は、とある音楽プロモーターの方にお招きいただき、ナターシャ・ハミルトンのシングル発売記念パーティーへ。

ナターシャ・ハミルトンは、1997年リバプールで結成され、OMDのアンディ・マクラスキーが手掛けたアイドルグループ、アトミック・キトゥン (Atomic Kitten) の元メンバー。アトミック・キトゥンと言えば、バングルスのカバー「Eternal Flame」がめっちゃ流行ったよね。


とあるホテルのロビーで行われたパーティーには、たくさんのゲストが。

この後、新曲「Edge Of Us」をライブで披露。素敵な夜でした。



6月7日:大ヒットNetflixドラマ『Baby Reindeer』のストーカー役マーサにインスピレーションを与えたとされるスコットランド人女性が、名誉毀損、過失、プライバシー侵害でストリーミング配信会社を訴える、というニュース。

マーサのモデルとなったフィオナ・ハーヴェイは、Netflixが、世界中の5,000万人以上の視聴者に「残酷な嘘」をついたと訴訟で主張した。
カリフォルニア州の裁判所に提出された訴訟は、ハーヴェイさんに1億7000万ドル(1億3200万ポンド)以上の損害賠償支払いを求めている。彼女は、『Baby Reindeer』が彼女をストーカー行為で服役した有罪判決を受けた犯罪者として偽って描いたと主張しているが、これに対してNetflixは「この件に強く抗弁する」と宣言。番組の制作者であり主演のコメディアン、リチャード・ガッドの「自分の物語を語る」権利を支持すると述べた。ガッド氏は以前、マーサを特定しようとすることを控えるようファンに訴えていた。彼はハーヴェイさんの訴訟の被告にはなっていない。『Baby Reindeer』は番組冒頭に、「this is a true story(これは実話です)」と記述。エンドクレジットには、「この番組は実際の出来事に基づいています:しかし、特定の人物、名前、事件、場所、台詞は、劇的な目的のためにフィクションです」と書かれている。ガッド氏もハーヴェイさんの実名もこのシリーズでは使われておらず、Netflixもガッド氏も、マーサがハーヴェイさんをモデルにしていることを断定していない。
先月、国会の文化メディア・スポーツ委員会で、Netflix重役ベンジャミン・キング氏は、この番組は「作家で主人公のリチャード・ガッド氏が、有罪判決を受けたストーカーの手によって受けた恐ろしい虐待の実話であることは明らかだ」と述べた。キング氏はその後、ある国会議員(SNPのジョン・ニコルソン氏)からその発言の裏付けを問われた。ニコルソン氏は、マーサの着想源とされる女性の有罪判決について、「ジャーナリスト達はNetflixの主張を裏付ける証拠を見つけることができない」と述べた。ハーヴェイさん側は、Netflixはガッド氏の話が真実であることを確認するために「文字通り何もしなかった」と主張。ハーヴェイさんはまた、ネットフリックスが「真実よりも良い話であり、良い話はお金になるから」という理由で、ガット氏に性的暴行(マーサがある夜、運河沿いで主人公に性的暴行を加える描写)を加えたことも否定している。
ハーヴェイさんの代理人であるニューヨーク在住の弁護士リチャード・ロス氏は、ハーヴェイさんの身元が『Baby Reindeer』に利用されたことは「間違いない」とBBCに語った。彼は、ハーヴェイさんが犯罪で有罪判決を受けたことがないことを証明する「揺るぎない証拠書類」を持っていると述べた。
英国在住のハーヴェイさんは、このシリーズが4月に公開されて以来、数多くの殺害予告を受けたという。その経験から、彼女は「家を出るのも、ニュースをチェックするのも怖く」なり、「世間体を恐れて、極端に閉じこもり、孤立し、何日も家から出ない日が続くようになった」と訴状には書かれている。ハーヴェイさんは先月、ピアーズ・モーガンとの1時間近いインタビューの中で、ロンドンのパブで働いていた頃のガッド氏を知っていたことは認めたものの、彼女は、マーサのように振る舞ったことはないと否定した。マーサはガッド氏に41,000通ものメールを送り、350時間分の留守電メッセージを残している。「2、3通のメールのやり取りはあったかもしれませんが、それだけです。ただのジョーク・メールです」。しかし訴訟では、彼女がガッド氏に送った実際のコメント(2014年に彼に送ったツイートなど)が番組の台詞に使われているとしている。

BBC:Woman sues Netflix over Baby Reindeer character

うーん、かなり平行線だなあ。しかしながら、ここまできても、当の本人である、リチャード・ガット氏からの声明がまったくないのよね。確かに番組冒頭では「this is a true story」と言っていたので、脚色を入れる余地はないと思うし、何より、ハーヴェイ氏の実のメールやツイートが使われている時点で、マーサが誰なのかを特定できてしまうことを予測しなかったのかな。


6月8日:BBC『Rewind: 60 Years of Welsh Pop - Stereophonics Special』鑑賞。ウェールズから出てきた音楽やミュージシャンに焦点を当てた番組だが、アーカイブ映像の組み合わせとキャプションによる説明のみで、特に新しい情報は無し。だが、大物になってしまったミュージシャンの出自やバックグラウンドを知るのは良いかも。ステレオフォニックスと言えば、98年のフジロックで初めて観たときに、あんな発声の仕方でフルセット持つのか?と思ったが、ライブは本当に良かったので、その年11月の来日公演(クワトロだったかな?)にも足を運んだ。単独公演はフジロックとは段違いで素晴らしかった。あの時、スチュアート・ケーブルが観れてラッキーだった。実は、ステレオフォニックスには、元モントローズ・アヴェニューのスコット・ジェームスが一瞬在籍していたのよね(そのことは番組では述べられなかった...)。                                                    


6月9日:本日お届けしたケーキ。


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今週の1曲:Rod Stewart and Stereophonics - Handbags and Gladrags

ロッド・スチュワートとのデュエットよりも、ケリーが全部歌った方が良いと思う。

(今週終わり)




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