POG2024~2025について(第0回)
本記事は基本無料です。
私が好き勝手書いたコラムのみ課金要素にしておりますが、読む必要は全くもってございません。
自己紹介
どうも、マミジロウと申します。お初にお目にかかります。
以前は全く違う名前でくだらない記事を書き連ねて失踪していたのですが、全ての記事を削除して心機一転また記事を書こうと考えております。
普段はTRPG(シノビガミが多め)のシナリオを書いたり、競馬場に行ったり、酒を飲んだりしている内に、やれ「キルホーマン サナイグの亡霊」だの、「上がり最速の涅槃野郎」だの、異名がそろそろ72通りを超えそうな逸般神話鳥類です。
太字部分で私を認識できている奴らは皆友達。いつまでもよろしくな!
「どっかで繋がりがあったけどこんなこともしてたんだ」と思った人たち、これからよろしくな!
ここまで見て頂いて私のひととなりがそれでもやっぱり、さっぱり分からない方々は、これから何卒よろしくお願いします。
これまでのPOG成績
POGを始めたのは去年(2023~2024。以下、「JRA VAN POG」が接頭辞につかない限り”23~24”とする)が初めて。
2024/05/22現在のJRA VAN POGの成績では、トータルポイント7,378位、シェアポイント15,285位となっています。
(指名馬のギャンブルルームが京都新聞杯で8着になりダービー権利馬がいなくなりました。イクイノックスが勝った宝塚記念の日、現地で彼が私のPOG初勝利馬になった瞬間を昨日のように思い出します。)
POG初年度かつJRA VANでシェアポイントシステムがあることが分かっているくらいだったので、「穴馬を狙ってアイアムケイバウマイになれればいいな」くらいの意気込みで、エヴァンスウィート以外は血統だけ見てよさそうな馬を選んでいくのがこの年の目標でした。
重賞勝利証明書を獲得したのはステレンボッシュのみですが、彼女を見初めることができたことが自信となり、本年のPOG記事を書くに至ります。
(オークス惜しかったね!!)
方針
指名者が少ない馬の中から良血馬を探してポイントを稼ぐ!
前年のステレンボッシュが本当に上手くいったので、本年もこれを継続していこうと考えています。
23~24で指名した上記10頭の理由はこんな感じで、総括すると良血だったからに尽きます。
アクロスザシーズ…ジャスタウェイ×モンズン系が走ると思ったから
エヴァンスウィート…ハルーワスウィート最後の産駒だったから
ギャンブルルーム…母父ヴァーミリアン+ダイナカール牝系だったから
シエルサンリミット…新種牡馬ブリックスアンドモルタル×母父オルフェーヴルの走る可能性に賭けたから→未出走
ステレンボッシュ…詳しくはこちら(X, 旧Twitter)。血統が最高で、結果的に大当たりだった。
スマイルコレクター…Storm Birdの4x4x3という狂気を見たかったから。
ハミング…頭キセキ民だったから。
バロネッサ…ロードカナロア×オルフェーヴルで検索して最も良血そうなのを引いたら母母マルペンサだった(近親馬:ドゥラエレーデ、サトノダイヤモンド)。おまけになぜか800人くらいしか指名していなかった。
マウリノ…新種牡馬レイデオロ×母父ディープインパクトのウィンドインハーヘア配合を見たく、その中でも良血なのを選んだ結果(近親馬:アユサン)。なお、ウィンドインハーヘアはクロスしなくてもランズエッジ系が天下を取ってくれた(ステレンボッシュ、レガレイラ、アーバンシック等)
ミエスペランサ…ビダーヤがいつまでたっても出走する気配がないので、年末に代わりに見繕ってきたリアルスティール産駒。母父Frankelなのになぜか300人くらいしか指名されていなかった良物件
ただし、前の年の反省を活かして、以下のルールの中で指名馬を選んでいこうと思います。
シェアポイントランキングなんか気にすんな!
追記(2024/05/30):JRA VAN POGからシェアポイントランキングの項目がなくなったので灰燼と化しました。
前年の私はまっっっっっっっっったくもって無知無知の無知だったのですが、シェアポイントランキングの上位層は修行僧のような指名の仕方をしています!!!!!!
それでないとあんな魔境戦っていけません!!!!!!
指名者100人以下(下手すりゃもっと縛っている)で、あんな「一頭でも勝てればポイント総取りだから、最悪この年は捨ててええわ(適当)」みたいなノリでやる意識低いPOGを、私はやりとうない!!!!!!
(※決してシェアポイントランキングに心血を注いでいる皆様の努力と才能その他諸々の事情を否定しているわけではありません。不快に思われた方がおりましたら、お詫び申し上げます。)
複数アカウントだったり、他のサイトだったりでPOGの方針の使い分けをしてもいいのかもしれませんが、あいにくそんなにガツガツした性分でもないので、シェアポイントランキングについては上を目指しません。大体10,000位くらいになれるよう指名者の少ない馬を選ぶ努力目標を立てることにします。
2.出走前日時点で、指名者数が5000人を超えるような馬は指名馬から外す
JRA VAN POG2023~2024の参加者数が100,486人。
この内、上位5%に入るためにはトータルポイントランキングで5000位になる必要があります(前年の最も調子が良かったときは2602位だったので、大体上位3%に入っていました)。
となると、指名者が5000人以上いるような馬でポイントを稼いでいては、単純に強い馬を指名している(=POG本やクラブの情報網で情報を仕入れて、とにかく強いサラブレッドを見繕っている)人達にはどんなに頑張っても勝つことができません。
※もっとも、私のスタンスは指名者数の少ないながらも強い馬を見つけてコンスタントにポイントを稼ぎ、「分かってる俺カッコイイ」をしたいだけであって、死ぬ気でランキング上位商品を貰うことが目的なのではありません。
したがって、JRA VANのシステム上、指名馬の初出走の前日までには最終的な指名者数が確定するので、前日時点で5000人を超えるようなら残念ながらその馬の使命を諦めなければならないという縛りを自らに課すことになります。
ただし、これには別の理由付けもあります。
それは、「指名者数トップ50の馬であっても、G1や重賞を勝てるとは限らず、逆にそれ以外の馬が賞金額の多いレースを勝った時のほうがランキングが上がりやすい」という点にあります。
23~24のPOGにおいて、5000人以上の指名者数を得ている馬は指名者数上位から29頭います。
1位 サフィラ(指名者数:16,850人)
2位 シャハザマーン(指名者数:16,788人)
3位 ガルサブランカ(指名者数:16,103人)
…(中略)…
10位 チェルヴィニア(指名者数:9,686人)
…(中略)…
26位 レガレイラ(指名者数:5,718人)
27位 ダノンキラウェア(指名者数:5,639人)
28位 シトラール(指名者数:5,345人)
29位シュトラウス(指名者数:5,226人)
この中で、G1を勝利したのは10位のチェルヴィニアと、26位のレガレイラだけ、重賞を勝った馬も5頭だけです。
トップ10に限るとチェルヴィニアのみとなるので、誰しも理解している通り、指名者数が獲得Ptの大部分を占める重賞勝鞍と相関関係があるわけではありません。
(※2024/05/22時点の記事のため、これからG1および重賞勝ち馬が増える可能性があります)
ちなみに、上記画像をスクショした時点での23~24の私のPOG成績の内、獲得Ptの7〜8割はステレンボッシュ(138位。1,093人)が占めています。
桜花賞勝ちと阪神JF2着、オークス2着は伊達じゃないですね。
指名者数トップ50まで広げてみても、シュガークン、アマンテビアンコ(ちょうど50位。羽田盃でG1級競争を制覇している3頭目になるが、JRAでは得点加算レースの対象外)がいるのみです。
…とはいいつつも、約7分の1が重賞勝ちなのはやっぱりスゴイですね(トップ10にG1馬がいる点も期待があるだけに強い馬と言えます)。
指名者数40位以降はばらけやすく、重賞を勝ったときにランキングが上がりやすいのでここらへんが狙い目かもしれません。
というわけで、5000人を超える指名者の馬は選ばないことで戦っていきたいと思います。
その他の留意点・参考点
1.HaloとLyphardは何本でもクロスしてよい
これはジェラルディーナの血統表を見たときに気が付いたことなのですが、現代日本競馬はHaloとLyphardがあって損なことはないし、あればあるほど現代日本の高速馬場に対応するスピードが担保されることに気が付いたからです。
まず、Haloについてなのですが、サンデーサイレンスのクロスのクロスを介するまでもなくとも、活躍する馬がたくさんいたという点があります。
現在、時代は進んで大種牡馬サンデーサイレンスの4×3だったり、4×4だったりという組み合わせが出てきており、種牡馬の相性によっては積極的にサンデーサイレンスのクロスを目指す配合が流行しています(エピファネイアの活躍馬は分かりやすく、デアリングタクト、エフフォーリアが4×3、ステレンボッシュが4×4のSSクロスを持つ)。
サンデーサイレンスの父はHaloなので、当然SSクロスを持つ馬はHaloのクロスも内包していることになります。
これ以前の時代にHaloのクロスを持つ馬の成績はどうだったかと言われると、こちらもなかなか成績が良いことが分かりました。
活躍馬をあげるなら、ハルーワスウィート産駒のヴヴヴ三姉妹や、サトノダイヤモンドがHaloの3x4x5という非常に濃いクロスを有しています。
サンデーサイレンス直系でなくとも、ロゴタイプ(父父シングスピール。Haloの3x4)が出ているなど、日本競馬で重要な切れ味を保証してくる役割を担っているように思えます。
あの世界最強馬イクイノックスがSSクロスを介さないHaloの4x4と言えば、その切れ味適性が理解できるでしょうか。
となれば、無理にSSクロスを狙わずとも、Haloのクロス重ねていく(ヨーロッパにおけるノーザンダンサー系多重クロスのような)のは、これからの日本競馬において重要な観点になるかもしれません。
※後述ですが、ノーザンダンサー系のクロスはもはや止めようがなく、それほど悪作用をしないように思えるので、配合論としては許容していますし、特定の組み合わせでは推奨しています。
次に、Lyphardについてですが、こちらは得意距離における平均的なスピードを底上げしてくれる役割がありそうです。
一昔前、サンデーサイレンス系の種牡馬リーディングのツートップはディープインパクトとハーツクライでした。
この2頭には前者にウィンドインハーヘア、後者にトニービンといった近代日本競馬に適した背景がありましたが、どちらもLyphardをもつ共通点があります。
この二頭の代表産駒であるジェンティルドンナとリスグラシューはどちらもLyphardのクロスを有しています。
また、モーリスやキングヘイロー(父がダンシングブレーヴ。実はこれはディープインパクトの父系と母系を逆にしているだけなので、ジェネリックディープ説がある)にもLyphardが入っており、日本競馬の芝の高速馬場という環境でこそ活きる血なのではないかと言えます(現に、欧州やアメリカでは牝系で入っていることももはや珍しくなってしまっている)。
このような理由により、Lyphardクロスもまた率先して指名した方がよいと言えます。ノーザンダンサー系の多重クロスは重くなりがちで、軽い日本の芝には合わないと言われることもありますが、おそらくLyphardは例外です。
2.サンデーサイレンス直系で母方にデインヒル(もしくはDanzig系)があるのは買い
これは23~24年のPOGの結果が顕著で、あまり確証がないのですが、新しい傾向としてここに書いておくことにします。
まず、23~23シーズンの新進気鋭の新種牡馬スワ―ヴリチャード産駒では、レガレイラとアーバンシック(よく見るとこの二頭は全く同血統なので、単にランズエッジ牝系がスゴイだけかもしれない)これに該当し、キズナ産駒ではジャスティンミラノやライトバックがこれに該当します。
すでにG1勝ち馬を複数輩出していて、日本の馬場への適性が証明されているハービンジャー経由ならまだしも、キズナ産駒で挙げた2頭はハービンジャーを経由しないデインヒル血統です(netkeibaでもキズナ産駒のデインヒルとのニックスが取り扱われている記事がありました)。
かのFrankelの母父がデインヒルなので、注目かもしれません。
言われてみれば確かに、SS系とDanzigは早熟性を上げるのに適していて、ダノンザキッドもデインヒル持ちだし、古くはスクリーンヒーローがグラスワンダーの持つDanzigとサンデーサイレンスの配合の成功例としてサイヤーラインを伸ばしているのだから、日本の芝適性がある方のノーザンダンサー系だったのかもしれません。
となると、Danzig系のクロスを追ってみるのも面白いですね。
3.ランズエッジ牝系は最強
23~24シーズン総まとめ!!!
ランズエッジ最強!! ランズエッジ万歳!!! ランズエッジ牝系でなければG1馬に非ず!!!!!!
ここまで過激派にならなくとも、23~24シーズンほどランズエッジの名前を血統表で見た一年もなかったでしょう。
ステレンボッシュも、レガレイラも、アーバンシック(ただしこの2頭は以下略)も、全部ランズエッジ牝系です!
世はレイデオロとディープインパクトでウィンドインハーヘアクロス時代だと思っていたら、もう一世代進んでしまっていたというインフレの速さ!!
現時点では、ランズエッジを介したウィンドインハーヘアのクロスをすることは難しそうなので、しばらくはSSクロスを絡めたり、速いノーザンダンサー系をつけたり、その他別のアプローチが模索されることでしょう。
4.シーザリオ系種牡馬注目の年
新種牡馬サートゥルナーリアの登場、エピファネイアの種付け料1,000万世代の到来、リオンディーズは産駒初のG1馬おめでとう!
エピファネイアが顕著ですが、早熟性と芝適性が抜けていて、まさにクラシック向きな血統です。POGの頼れる味方だと言えます。
JRA VANの場合は、10頭選べますが、サートゥルナーリアとエピファネイアで2頭ずつくらいは指名するのが良さそうです。もっとも、競争率は激しそうなので、嬉しいことに吟味のしがいはあります。
追記:23~24シーズンの反省
これを書いているのはダービーの前日、ちょうど劇場版『ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉』を観てきた後に書いております。
とても良い映画でした。
特に府中アスファルト3000m走ったあたりがよかったですね!
(※もちろん他のシーンも良いのですが、ネタバレ回避のため)
そういえば、「POGのポイントは賞金に比例している」という原則を去年は無視してしまっていたので、本年は賞金額が最も高いレースであるダービーを取れる馬を指名することに注力したいと考えています。
すなわち、牡馬から重点的に選ぶということです。
去年は牡:牝=7:3で選ぶという戦略性がない選び方をしていたので、もう少し賢く選んでいく必要がありそうですね。
個人的な反省になりますが、本記事を読んだ方の参考になればと思い、ここにしたためます。
まとめ
以上で24~25シーズンのPOGまとめ記事の扉ページを終了したいと思います。
次回からは、種牡馬別に良血を解説していこうと考えています。
また、このシリーズは全体公開するのですが、一部、身内向けのネタが含まれていたりするため、お見苦しいと感じることもあると思います。
できる限り注釈を入れたり、文脈が知らなくても分かりやすい書き方をしようと思うので、何卒よろしくお願いします。
もちろん、批判、ご感想お待ちしています!
私が慣れていないのが悪いのですが、配信とか宣伝、広告とか不得手のため、クォリティ面での不足が目立つことも多々あると思います。あります。あるに違いありません(ネガティブ三段活用)。
「皆で勝手に良くしていく企画」くらいの気持ちで見ていただけると幸いですね。「責任は誰にでもあるし、誰にでもないようなもの」くらいのスタンスの方が、議論の場は盛り上がりやすいというのが私の持論です。
そういえば、POGって参照するものが多くて、煩雑で、複雑な予測をしないと上手くなれないけど、金をかけずにできるという面でとても参入しやすいゲームだと思うんですよね。
この記事を読んで、POGを始めた人が出たというのであれば恐悦至極でございます。
以下にコラムを置いておきますが、個人的な備忘録になるため読む必要はありません。
価格設定もべらぼうで、こんなものに金を出すくらいなら好きな穴馬の応援馬券でも買ったほうが良いので皆さんの推し馬、推し活ライフを応援しております。
それでは、第一回「サートゥルナーリア編」でお会いしましょう。
次回
第1回はこちら
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