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中学受験を終えて② カレーうどんは危険

カレーうどん批判ではありません。
カレーうどん大好きです。息子の好きな食べ物トップ10に入ります。
中学受験当日にカレーうどんを食べるのはちょっと考えてね、というだけのお話です。それだけの話ですが、長くなります。

中学受験2日目は午前校と午後校、合計で2校を受ける日でした。
時間的余裕があまりないので、昼食に時間はかけられません。そこで、駅ナカのうどん屋さんで昼食を取りました。
息子が選んだのは、大好きなカレーうどん。
寒いからあったかいうどんいいね、カレーもあったまるね。なんて言いながら注文しました。

結果、カレーうどんは選択ミスでした。
とろみのついたカレーは、フーフーしてもなかなか冷めない。
そのカレーの下で保温されているうどんも、ずっと冷めない。
ゆっくり食べている時間はない。
息子は真っ赤な顔をしながらなんとか食べきったのですが、これが良くなかった。
緊張で胃が万全ではなかったところに、熱い刺激物を流し込んでしまった。
完食した直後、腹痛で座り込んでしまいました。

ヤバい・・・。
なんとか電車に乗って午後校の最寄り駅に着いたものの、電車を下りた途端にまた座り込んでしまいました。
私「もう、今日は受けるのやめる?」
息子「受ける・・・大丈夫」
どう見ても大丈夫そうではないので、駅員さんに助けを求め、車椅子で改札まで運んでもらいました。途中、駅員さんが「救急車呼びますか?」と尋ねてくださいましたが、「いいえ・・・今から受験なんです・・・」と答えてしまった私。子どもの体調より受験が大事なのか、ひどい母親だと思われたかもしれません。(いえ、駅員さんは心配してくれていただけです)

駅を出たものの、タクシーがつかまらない。仕方なく歩き始めた。
腹痛には波があるようで、痛みの波が来るたびにうずくまる息子。もうダメだと思った私は「もういいよ、やめよう」と声をかけたけど、息子は強い口調で「行く!」と立ち上がりました。
学校に電話を入れ、受験番号と名前、腹痛ですが学校までは行けると思う、と伝えました。
休み休み歩き、たくさんの人に抜かされながらやっと学校にたどり着き、係員に名前を告げるとすぐに保健室に連れていってもらえました。
発熱がないことを確かめて、別室受験です。

別室受験は正解でした。
試験が終わり、試験会場から出たきた息子の表情は一変して明るくなっていました。途中で腹痛もおさまり、少人数の落ち着いた教室で受験することができた、と嬉しそうに話してくれました。

結果は合格をいただきました。駅員さん、対応してくださった学校の方々、ありがとうございました。

教訓。急いでいるときにカレーうどんは危険。

追記
息子に「もういいよ、やめよう」と声をかけた時の私の本音。
【これで3年間の努力が終わるのか・・・そんなバカな・・・】
やっぱりひどい母親かな。





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