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彼がほんまにコーヒー屋始めよったで

ご家庭に焙煎機を置いて豆を深く焼きすぎて警報器を鳴らしたわたしの旦那、彼。

お久しぶりです、続編ありました。
今日も元気にコーヒー焼いております、と、いうか

焙煎機が倍になりました。
いや、5倍…?
そして値段は6倍…(チーン)
わたしがiPhone 12proを買う時にそれはそれはネチネチネチネチ文句小言暴言を言っていたのに
ウン十万する焙煎機を「お金振り込んだ順で優先して発送してくれんねんて!」と嬉々として事後報告の購入でした。

さすがに腹が立ったよ!
今年のiPhone絶対買ってやる!!

さてなんで焙煎機が倍以上になったかと言うと
コーヒー屋が実働しているからです。そうです。

コーヒー屋の嫁になりました。

なかなかマジやなとは思っていたんですが、まさかこんな2023年初夏に言い始めて、
翌年にはもう動き出せてる¥とは思っても見ませんでした。

なんてフットワークの軽さ
と、いうか
なんという行動力と実行力。

最近流行りの自己啓発本も開いた口が塞がらないほどの思い立ったら即⭐︎行動。
(そしてぶっ飛ぶお金たち)


わたしですか?
わたしはというと、コーヒーを入れる袋にひたすらロゴのハンコを押したり、
パッケージデザインを考えたり、接客をしたりとちまちまやっております。

ほんとにあれよあれよと言う流れでした。

今は実店舗を持たず、注文いただいたら焼く、呼ばれたら行ってコーヒー淹れるという流しのコーヒー屋スタイルをとらせてもらっております。
言うて副業やからね。

はっきり言ってわたしにはない行動力です。
コーヒーの焙煎ももう焦がすどころかデータを毎回取っては翌日味見してブツブツ…
わたしの大好きな京都へ最近よく行ってくれるなと思えばコーヒー屋巡り付き。
デートに誘われたかと思えば大阪で行われたコーヒー万博へ。
やれこれを見てくれと言われたら大体猫かコーヒー関係。
数回の流しのコーヒー屋後、地元の小規模野外イベントの出展決定。
増えゆく近隣住民のそれ関係の名刺たち…
家と実家のものをかき集めて屋外での営業届けゲット。
突然届く消化器(上の申請で必要やったらしい)
GW返上で父と母のみならず妹も巻き込み実家の空き部屋を焙煎室用にDIYリフォーム。
父が床下に潜って水道?を流せるようにやっている時はただごとではない『マジ感』でした。

こいつら…マジだぜ!!!!

っていうか副業なんだよね!?うん!?え!?

ポカーンと見るしかなかったです。

わたしはできれば一歩も家から出たくないのに。

そんなわたしが気がつけば「こんにちは〜コーヒーありますよ〜」とニコニコと接客してるではありませんか。
びっくりする。

接客は好きです。大好きです。働きたくないけど。
でもこんなマジやと思ってなかったのでその場その場の接客やったのですが、実際確実に月に1回以上は流しのコーヒー屋をしていて
確実に「知った顔」が増えていったので、久しぶりにお客さんリストなるメモをつけるようになりました。

この人の誕生日はこの日、
この人はこれが好みこれが苦手、
この人は家に猫がいる、
この人は息子の同級生のママ、
この人はこの色が好き…

ああ、これはどうやらわたしの人生にも定着する旦那の「マジ」やとメモを書きながら先日思いました。


何人かの方に「コーヒ屋するって言われてどう思いました?」って聞かれるのだけど

『どうも思ってません』

と、言うのが本音です。

勝手にしたら、というか、勝手にすんねやろなという感想でした。

ほんで、結果、今よ。
ちゃんと勝手にやってらっしゃる〜!!!

すごいな?旦那氏すごいな?

わたしは旦那の楽しいことに相乗りさせてもらってる感じです。
ほんまや楽しいな〜!と横でニコニコしてるだけの存在ですが、なにか彼の足しになってたら嬉しいです。
そして給料をくれ。iPhoneが欲しい、できればProが。


見事シン焙煎機を手に入れた彼が嬉々としてシーズニング的な感じで捨て豆となる豆を焼いた華麗なる試運転1回目は

それはそれは見事に実家の一軒家、そしてそことつながるもう一つの家まで尋常じゃない煙でまっっっっっしろにして
義母と、滅多に怒らない義父を軽くキレさせてました。

相変わらず「ちゃうねんちゃうねん!」と言いながら家の窓という窓を開けてまわってましたとさ。

ちょっと賢くなったのはこれを見越して焙煎室の煙探知機をオフにしてましたが
まさか丸2軒コーヒー豆の煙で燻すとは思ってなかったことでしょう。

なんかまたあったら続編あるかもね。

失礼します〜〜


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