初めての京セラ美術館と杉本博展

京セラ美術館に初めて訪れた。居波ちゃんと一緒に杉本博司展へ。
気軽に見い行ったら気持ちをガッと持って行かれた。
プリズムによって映し出された色を高解像度の写真を額装して表現している作品があるのだけど、
彼のような人が色をテーマとして作品にされてしまうともう、ぐうの音も出ないなあという感想を覚えた。

杉本氏の作品は写真だけれど、そのものを撮りたいというより
表現したい心象やテーマを表す手法に写真を使っているだけなのだろう。

人によっては差が見えない、海の地平線の写真も、
海の写真があって、日付と地名があると、杉本さんがその地に居て、シャッターを切ったという
時間を感じる素晴らしいシリーズ作品なのである。

ここにインスピレーションを感じる。
確かに私のいろんな気持ちは相互に関わり合って、この地のひかりとして存在していて、あなたはどう映る?
それを考えているときあなたも確かに存在している
というような作品を作りたい。

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