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マミ先生と競馬を楽しんで当てちゃおう!第一話「競馬って何歳から始められるの?」


ケイマくん「ウ〇娘面白いー!競馬場いってみたいなぁ!」
とね子ちゃん「ケイマおにーちゃん?子供だと競馬場は入れないんじゃないの?」
「え!?そうなの!?子供だと競馬ってできないのかなあ」
マミ先生「あら、こんにちは、ケイマくん、とねこちゃん」
「あ!マミ先生だ!こんにちわー!」
「こにちはー!」
「ねぇねぇ、マミ先生。聞きたいことがあるんだけど」
「ふふ、言わなくてもわかっているわ。小学生は競馬をできるのかってことよね?」
「なんでわかるの!?先生凄い!」
「マミ先生は全部お見通しよ、結論から言うわ。小学生でも競馬は楽しめます!」
「え、そうなの!大人しか競馬場に入れないんじゃないの!?」
「そんなことないわ、競馬場には親子連れもいっぱいいて。
中にはケイマ君よりちっちゃい子供が遊ぶ公園もあったり
ヒーローショーもやってたりするのよ。
だからね競馬を見てお馬さんを応援するのは赤ちゃんでも問題ないの」
「やった!競馬を楽しめるなら僕も競馬場行ってみたいなー!」
「ただね、残念なことにお馬さんの応援チケットは20歳にならないと買えないわ」
「そうなんだー、子供だと馬番号三連勝単式勝馬投票法の勝ち馬投票券は買えないんだー」
「よ、よく3連単の正式名称しってるわね…」
「えー、応援チケットは買えないのか…しょんぼり」
「ただし、ケイマくんが買えるようになる裏技があるわ…やってみる?」
「え!そんなのあるの!お願いマミ先生その裏技を教えて!」
「あらあら、喜んじゃって…。とね子ちゃんはどうする?応援チケット買いたい?」
「私はいらないかなー」
「あら残念。じゃあケイマくんだけね、ちょっとこの車に乗ってくれる。
とねこちゃんは悪いんだけどお留守番しててね」
「はーい」
「わくわくするなぁ!ところで先生この車、変な形してるね!?」
「とてもスピードが出る特別製の凄い車なの、じゃあいくわよ!」




ケイマ君「うわー、この車超はえー!!」

「ふー、ついたわよ」
「あれ?出発したところと同じところについたよ?応援チケットが買えるようになる裏技は?」
「うふふ、もう買えるわよ」
「え?だって僕11歳だから買えないよ?」
「ちょっと周りをよく見て?いつもの場所だけど、いつもより柵がサビてたりしない?
よく聞いてねケイマ君、これは大学生ぐらいになったら習うんだけれども
すごいスピードで移動すると…実は移動してるものの時間は遅く流れるのよ
つまり相対的に…
移動していないものの時間はどんどん早く流れるの」
「?」
「簡単に言います。車に乗る前の10年後に来たわ」
「え?」
「あなたは小学校中退の21歳よ。問題なく馬券が買えるわ❤」
「えええええーーーーーーーーっっ!!!!!!???(ドンッ)あっ!ごめんなさい」
「ってーな……なんだこのクソガ…………えっ!?」
「?」
「ケ……ケイマおにーちゃん……?」
「え…?」
「とねこだよ!あーし!とねこだよ!!ケイマおにーちゃあん!!!」
「と、とねこ…?」
「10年もどこいってたんだよぅっ!!おにーちゃんがいなくなってから大変だったんだから!
おとーさんとおかーさんはギスギスしだしていつも喧嘩しだして離婚して!
おかーさんについってたら、おかあさんが病気で働けなくなっちゃって
お金がどんどんなくなっちゃって!!そんでねそんでね────────────」
「と、とねこ?と、とととりあえず、落ち着いて!」
「あらあら、とねこちゃん待たされすぎて拗ねちゃったのかしら、ごめんなさいね。
マミ先生夢中になると周りが見えなくなっちゃって」
「あの、こんにちは。マミ先生ですか?」
「あ、はい。そうですけど、何か?」
「あなたを未成年誘拐容疑で逮捕します。
・あなたには黙秘権がある。
・あなたの供述は、法廷であなたに不利な証拠として用いられる場合がある。
・あなたは弁護士の立会いを求める権利がある。
分かったら地面に伏せて四肢を投げ出してください。
5秒以内に伏せないと撃ちます」
「…一つだけ言わせてもらってもいいですか?」
「その体勢のまま、体を動かさずにならいいですよ」
「記念すべき、競馬を楽しんで当てちゃおう!第一話
今日のまとめー!」

・競馬は何歳でも見れるよ!
・ただし、勝ち馬投票券は20歳になってから買おうね!
・未成年誘拐はダメだよ!

マミ先生 法廷供述
「ではまた次回お会いしましょう!」
「2023年12月28日 ○○時○○分○○秒 逮捕ー」


「そんでね、そんでね!ご飯も食べられなくなって来島のおじちゃんのところにいくんだけどね
来島のおじちゃんの目がどんどんいやらしくなってきてね、
お風呂上りとかなんでか着替えが無くなってたり
私が寝てるところにこっそり入ってきて……」
「とねこ…もういい、もう何も言わなくていい
兄ちゃんが…兄ちゃんが守ってやるから───」




マミ先生と競馬を楽しんで当てちゃおう!第一話
おしまい

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