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シングルで里親になる(人間の)⑭  里親基礎研修-2

40代未婚、バツ無し、子どもなし、のシングル女性が人の里親になる奮闘記

里親基礎研修-2 熱い想い

前回記事から半年以上たってしまい💦すでにこの研修から2年3ヵ月がたっており、記憶も曖昧ですが、、、続けます!
(この間に認定も受け、すでに里子ちゃんを何度か預かっているのですが、特に今回この時の熱い担当の言葉を何度も思い出すことになりました。)

基礎研修の最初の里親制度の講義は、ここまで書いてきたことの内容だったり、横浜市の手続きの方法だったので割愛して
ここでは児童養護施設の職員の方の講義について思い出して書いていきます。

「ウザイ、〇ネ、〇ロス」

そんな言葉をいきなり話し出した30代ぐらいの若々しいお兄さん。
会場となっていた児童養護施設の統括主任さんだそうです。
その方が講義の先生でした。

びっくりしますよね、こんな言葉。でも、ここにいる子たちが、最初に我々に話す言葉です、そこから説明してくれて講義が始まりました。
この三語だったか記憶が曖昧だけど、、ウザイが最初の言葉で暴言3セットでした。

こういった施設、里親に預けられる要保護児童は
親と一緒に住めなくなった子たちです。
親と住めない、書くのは簡単ですが、これって相当なことです。
父親とも、母親とも、他の親族とも住むことができない。

親と一緒に住んで育った子どもは、親から生活習慣や言葉を学びます。
教えようとしなくても、教えられなくても
そばにいる人の声を聴いて、姿を見て、行動を見て、
真似して、反応を見て、身に付けてきます。

言葉を覚える頃に聞こえてくる言葉が『暴言』だらけだったら
その子の表現方法は(その子は暴言だと思ってなくても)
暴言でしかないんです。
それを改めて実感したのは、
私が実際に里子を預かるようになってから。
それは、またいつか書いていきます。

この講義の冒頭の言葉のインパクトは相当でした。
その他の内容は次回書きますが
最後に質問ありますか?と聞かれて
私がした質問は
「ウザイなんて言われて職員の方はどうしているんですか?
 そんな言葉を言われたらショックだと思うんですが」
確かそんな風に聞いたような気がします。

それに対しての回答は
「彼ら彼女たちにとっては挨拶みたいなものなので、気にしてないですね。    
 新しく入ってきた職員の人で傷ついたり慣れない人もいますが」
そんな答えでした。

実はこれが2年後にものすごく意味をもち、ある種の救い
響いてくるとは思ってもみませんでした。

ウザイが挨拶なんてとても悲しいことだけど
そう思わざる得ない現実がそこにはあったんです。

そこに向き合うには熱い想いがあって、これまた必要。

熱い想いについて書こうと思ったけど、長くなりそうなので
それについてはまた次回にします(笑)
次は早めに書けるといいなぁ(希望)

画像はマリア像を借用しました。
施設はキリスト教の福祉法人が母体でマリア像が見守っていました。

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