この夏やりたいこと。自分を好きでいるために。
わたしにとって「初めての夏」がやってきます。
小学生のわが子が初めて「夏休み」を経験する
わたしが専業主婦である
タイにいる
という、「初」づくしの夏です。
実は7月はウイルス性胃腸炎を患って半分寝込んでおり、ともするとこの夏もぼんやりと過ごしてしまいそうでしたが、noteさんの「この夏やりたいこと」という企画のおかげで、改めて考える機会を得ました。
この夏、なにをしてどうなっていたいか、向き合ってみたいと思います。
1. ジェルネイルをオフする
いきなり「やめること」から始まる天邪鬼っぷりがわたしらしくて好きなのですが笑、この夏は駐妻になってずっと続けてきたジェルネイルを辞めようと思います。
始めるきっかけ
日本に比べて割安感のあるタイのネイルサロン。ワーママ時代は忙しくて選択肢になかったサロン通いができると思い、来泰後すぐにジェルネイルを始めました。
最初のうちは、ふと視界に入る指先に嬉しくなりました。お化粧をするとき、お料理をするとき……カサカサで、ささくれだったワーママ時代の爪とは別物でした。
続けることの違和感
違和感を覚えたのは、はじめてネイルの付け替えに行くとき。
次はどのデザインにしようかと、1日2時間もスマホとにらめっこしていたのです。
画面をスッスッと上下する爪は伸びに伸びきっています。月に1度のサロン通いまでは自分で爪を切ることもできず、伸びてきた根本の部分を恨めしく思いながら、それでも自分好みのデザインを探し終えるまで、ずっとスマホを見つめる日々。
ようやくサロンの日を迎え、2時間半の長丁場をやり過ごすと、もう幼稚園のお迎えの時間です。
人間とは怖いもので、慣れてしまえば、お金のかかった指先は、当初ほどのときめきをわたしに与えなくなっていたのでした。
もともと、わたしは楽器が趣味でした。でも、ピアノもヴィオラも、日本に置いてきてしまった。伸びきったつめは、わたしにとっての自傷行為だったのかもしれない。仕事をしていない自分。時間の有り余る自分。趣味を奪われた自分。掃除をメイドに任せて退屈な日々を送る自分。なにもない自分。
もう辞めよう。
それに気づいたら、あっさり決意できたのでした。
でも、爪がきれいなのが嬉しかったのは事実。なのでこれからは、セリフポリッシュで楽しむ予定です。
2. 電子ピアノを買う
わたしの楽器たちは木でできているため、高温多湿のタイに連れてくるのは憚られ、専門の施設に預けてきたのでした。
ピアノのレッスンに通わせていた娘がタイでもピアノを習いたいと言ってくれたため(うれしい!)、電子ピアノを購入する予定です。
タイでもヤマハやカワイ、カシオの電子ピアノが売られています。
価格は20万円前後……数年しか使わないことを考えると高額なので、中古で買えないかともくろんでいるところです。
楽譜は、持ってきました。ピアノが家にきたら、短く切りそろえた指で、ハノンから練習しなおします。
3. 子どもをサマースクールに送り込む
小学生になったら行かせようと決めていた
わたしは「初めての環境でもプレゼンスを発揮する」というのを子育てのゴールのひとつにしています。
なので、日本にいた頃から、小学生になって夏休みが始まったらサマースクールに通わせることは決めていました。
このたびそれがタイという地に変更になりましたが、思いは変わらず、わたしは上の子を1週間、サマースクールに通わせることにしました。
日本にいた頃とはちがう選択をしたのが、それが「英語漬け」であること。
といっても、まだ英語がチンプンカンプンの小1を何もわからない世界にぶち込むのは酷すぎると思ったので、今回は日本人スタッフのいる、日本人が比較的多い環境を選びました。
悩める「非英語圏」における英語教育
我が家はインターではなく日本人学校に通わせています。
普段は日本語環境で育っているため、英語でアタフタするのも良い経験になるのではと思っています。
タイにいる期間の英語教育にもすっごく悩みました(というか、現在進行形)。
わたしにバイリンガル教育ができる自信が(経済的にも、自身のキャパシティ的にも)あればよかったのですが、どうにも勇気が出ず、まずは母国語で思考できるようになることを主軸に、英語を第二外国語として学ばせることにしました。
ひとまずこの地でのゴールは、「①『自分と同じ』だけが世界のすべてではないことを理解し、②深く考え、③表現できるようになること」。
サマースクールを通して、①と③が鍛えられればと思います。
4. オンライン英会話を始める
The☆ジャパニーズなわたし。英語が話せなくてもいいや、でずっと生きてきました。
しかし夫の転勤により、そうは言ってられなくなったのです。仕方なしに、今年の初めから、夜な夜な、英会話アプリや発音矯正アプリで英語に触れてきました。
来泰当初は何を話しかけられているのかわからず、あいまいな笑顔を浮かべては「ナニこの日本人」という(うんざりしたような)表情を何度もくらって、悔しい思いをしました。
しかし4か月経つ頃になって、ようやく「前より店員さんの言っている意味がわかる」「店員さんに質問できるようになっている」といった実感が伴うようになってきました。
そうしたなか、先日、親子ランチ会で初めてお会いしたママ友さんから「もしかして英語ペラペラ?」と思いもよらぬ声をかけてもらったのです。
わたしの小さな努力は実を結んでいるのかもしれない…? とすぐに調子に乗るわたし。
そこで、このやる気にブーストをかけるために、オンライン英会話を始めることにしました。
(そして、わたしがアワアワしながら勉強している様子を子らに見せるのです)
5. 本業にほんのり関係しそうな勉強をする
SNS起業に憧れたけど
タイに来る前にキャリアコンサルタントの資格を取得しました。
わたしはこの資格でボランティアをし、あわよくば複業のタネとして成長させられれば~と目を弓なりにさせ希望に胸を膨らませていました。
しかぁし!!!!
わたしの心は揺れてきました。
思えば、会社員の仕事がいやだと思ったことはなかったのです。
だけど、どうやっても会社員としておもしろい仕事に参加できないと感じていました。それは、わたしの働き方・環境では、責任ある役割をこなすことが困難だったからです。
視野狭窄……といったら、それまでですが。わたしは、だから、「承認欲求は、会社員以外の仕事で満たそう」と考えたのでした。
そのために各種SNSやブログを開設したり、資格をとったり、副業としてできそうなことを積み重ねてきました。
なのになぜか、心の片隅にしかと鎮座する不安がわたしをチクチク刺して消えないのです。
それは、副業に心血を注ぐという選択肢に本音では納得していないことの表れでした。
そんな折、Disney+のアナと雪の女王2のメイキング映像を見て、「やっぱり大規模プロジェクトの中に入りたい!」という自分の想いに気づくことになったのです。
🔽同じこと書いてる
畢竟わたしは会社員としての仕事に面白みを感じており、帰国後も大規模PJの一員として選ばれる存在でありたいのです。
としたら、この地でやるべきことはコーチ業を軌道に乗せることでも、SNS起業をすることでもなく、「本業に活きる経験を積むこと」なのでは? と思い至りました。
働けないなら、なにをする?
そこで立ちはだかるのがビザの壁です。
タイ駐妻のほとんどは「帯同ビザ」で滞在しています。このビザでは、タイで働くことはできません。
やれることといったら、無償労働=ボランティアぐらいではないでしょうか。
そして、よしんば本業に近いボランティアにここバンコクでありつけたとて、今も日本で死ぬ気で実績を積んでいる元職場のみなさんと、究極的には無責任でいられるボランティアという立場のわたしが同じ土俵に立てるはずがありません。
というわけで、わたしにはもうひとひねり必要です。元職場のみなさんが多忙なあまり着手できないところで勝負するしかないのです。
他人とは違う「まなび」を得る
そのひとつが英語です。
わたしは一応、日本で知らない人のいない企業の会社員でしたが、それでも、英語が話せるひとはそうそういませんでした。
そして、仕事をしている中で「英語が話せるようになったらキャリアアップするかもしれない」と感じられる場面はいくつかありました。
日本語で行う業務レベルが80点であっても、英語が話せたら加点で120点評価になる可能性が出てくる感触がありました。
なので、英語力向上は駐妻期間のわたしの命題です。
あとは、本業に関わる勉強。夫からの勧めもあって、プロジェクトマネジメントに関する資格をとろうかなと考えています。
この資格を持っている人間はわたしの知る限り元職場にはいませんでした。
実績が勝るとはいえ、理論を知っていたら強いはず。そう信じて、サラリーマン時代に貯めておいた貯金から費用を出したいと思います(減っていく一方でこわい…)。
加えて、生成AI関連の勉強もはじめたい。まずはAudibleで本を聴くことから始めています。
わたしが会社員だったころ、楽をするためには、なにをするにもスクリプトが必要でした。
でも、Chat GPTに代表される生成AIを使いこなせたら、文系人間でもエンジニアに匹敵する成果物を出せる可能性があります。
このあたりも、わたしの職種では疎い人が多かった分野です。
息切れも織り込み済み
いまは「本業に舞い戻るぞ~~~!」という熱意に燃えていますが、また「これやって何になるんだろ…」期(別名「闇」)に陥ることがあるかもしれません。
その際はぜひにご笑覧くださいますと幸甚です。
6. タイでやりたいことリスト100をつくる
なにをいまさらッ!! と思われるかもしれませんが、タイでやりたいことリストを作って公表したいです(ドラフトはある)。
7. 家族新聞をつくる
これ、来泰当初からず~~~っと言っているのですが、余裕がなくてできなかった…。
タイに来てからのこと、夏休みの思い出、そのあたりを交えた「1学期の振り返り」を子どもたちと一緒に行いたいです。
この夏を越えたら、なっていたい自分
来泰からの4か月間は駆け抜けました。
いまでも、自分が心底いやになる時があります。ほかの人だったらもっとうまくやるはずなのに、とかなしくなることもあります。
それでも、今の自分で生きていくしかないから、少しずつ目標をつくって、達成したあとの自分を夢見て、「こわい」から一歩踏み出さねば、と鼓舞しています。
この夏を越えたら、もう少しだけ、自分のことが好きになっていられますように。
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