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No.56 恩師との電話💗part3💗

 「mamiさんは”レビー小体型認知症”というより、”自己免疫性脳炎”の疑いはありませんか。」

 知人から、名前すら知らない病名が告げられました。メールには資料や検査方法も丁寧に貼付してあり、「一度、主治医に相談してみてはどうでしょうか。自己免疫性脳炎であれば、治療法はあります。」ということでした。

 主治医にどう伝えたらいいのか、伝えても失礼にならないか、信頼関係が壊れないか、プライドを傷つけないかなど色々と考えてしまい、悩んでしまいました。

 私は恩師に相談してみることにしました。

 恩師は「自分のことを第一に優先して生きていきなさい。そうすることで周囲が幸せになる。あなたは周囲に迷惑かけるからとか、すぐに自分の気持ちを伝えない悪い癖がある。

 前回母校に来てくれたときは、ミオクローヌス発作が出やすいことを教えてくれていたからスムーズに対処できた。だから辛いときは辛いって言いなさい。言わないとあなたの気持ちが分からない。何が辛くて何に苦しんでいるのか分からない。そうやって言わないことで迷惑になることもある。

 あなたは患者なんだからどんどん医療従事者や周囲に話して、その人たちに考えてもらわなくちゃ。医療は日進月歩っていうけれど、本当にどんどん伝えて、自分の身体は実験台になるかもしれないけど、他の人の役に立てるように話してごらんなさい。

 これ以上ためこまなくていい。全部はきだしなさい。言いなさい。
 
 次回の受診日、主治医に「自己免疫性脳炎」のことを伝える価値はある。もしそれだったら、治る可能性が出てくるかもしれない。自分のためにも、家族のためにも思ったことは何でも聞いた方がいい。

 そのほうが医師にとっても勉強になると思うから。失礼なことじゃない。きちんと経過を話せば分かってくれるから、ちゃんと頑張って話してきなさい。

 そのあと、また私に結果を教えること!いつも頑張ってるあなたにこんなこと言いたくないけど、次回の受診のときは頑張ってきなさい。」

 恩師の、厳しくも毅然とした言葉に、強く背中を押してもらいました。

 とても勇気が出ました。結果は分かり次第、またご報告いたします。

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